色んな種類があってどれが良いのか迷ってたのよねー。
猫のトイレに関する悩みがある人は読んでみてにゃ!
目次
子猫がトイレをしない原因と対策、回数・頻度
「3 排尿・排便の手伝い(生後20~40日頃まで)」にもまとめましたが、子猫は20~40日頃までは自力でおしっこ・うんちをすることが出来ません。もし初めて猫を保護して、保護した子猫の週齢が分からないようならまずは動物病院で週齢をチェックして貰いましょう。
体重はその子の兄弟数によって大きく変わるので、体重を含めて「乳歯が生えそろっているか?」・「威嚇(シャーっと鳴く)はできるか」など、色々な条件から週齢を予測しなければいけません。早い子なら20日頃から自分でおしっこ・うんちができますが、遅い子だと生後40日頃まではあなたが手伝ってあげないといけません。
母猫がいる場合はお尻の辺りを舐めて刺激してあげることでおしっこ・うんちを手伝ってあげるので、それをあなたがやらなくてはいけません。詳しい方法については先のリンク先にまとめてあるので参考にしてみて下さい。自力排泄ができる週齢なのにトイレをしない場合は次の回数・頻度を参考にあまりに少ない・多いようなら病院に連れていきましょう。
ただ、だいたいうんちは1日1~2回で便秘気味な子は3日に1回というケースもあるようです。うんちは3日以上便秘が続く場合は獣医に相談して下さい。、おしっこは半日に1回から2~3時間に1回と差が出ます。おしっこの場合は短時間(10分おき)に何度もしたり、半日に1回など極端に回数が多かったり少ない場合は獣医に相談しましょう。
子猫の為のトイレトレーニング・しつけを始める時期はいつから?
子猫のトイレトレーニング・しつけについては基本的に自力排泄ができるようになってから 行います。子猫であっても猫としての習性をしっかりと受け継いでいるのでトイレのしつけは犬と違って簡単です。具体的には次のような方法を取り入れてみて下さい。
- ミルクの前後にトイレに連れていく
- 排泄前にニャーニャー鳴くのでこのタイミングでトイレに連れていく
- トイレに付いたら指で砂に穴を掘る様子を見せる
猫は本能的におしっこやうんちを穴を掘って埋める習性を持っているので、もよおしたタイミングでトイレに連れていき穴が掘れることを教えてあげるだけでそこがトイレだと認識してくれます。もし、上記を試してもそこをトイレだと認識してくれない場合は、他の場所でしたおしっこを少しトイレ砂に吸わせたものをトイレに入れておいてください。
そして再度、もよおしたタイミングで上記を試して貰えればほとんどの子はそこをトイレだと認識してトレーニング・しつけが簡単に済みます。特にうんちの時は念入りに砂に埋めたい衝動に駆られるので、「ニャーニャーと鳴きだす」・「床のニオイを嗅ぎ出す」・「床を引っかく」・「キョロキョロ・ウロウロする」といったうんち前の行動が見られたらトイレトレーニングのチャンスです。
子猫がトイレを覚えない!?そんな時にチェックすべき7項目
もし「2 子猫の為のトイレトレーニング・しつけを始める時期はいつから?」を試しても「子猫がトイレを覚えてくれない」・「気づくとトイレ以外の場所でしてしまう」という場合は次の項目をチェックし、心当たりがあったら変更してみて下さい。
- トイレの数(他にも猫がいる場合は1匹に対して1つ+もう1つが望ましい)
- トイレは常に清潔に(おしっこやうんちをそのまま放置せず、小まめに掃除)
- トイレ砂の切り替え(「5 猫用のトイレ砂をタイプ別に紹介!子猫におすすめはこれ!」を参考に)
- 粗相をした場所の掃除(ニオイが残っているとNGなので徹底した消臭)
- 静かで落ち着ける場所にあるか(洗濯機の横や人通りが多い所はNG)
- トイレの形状(子猫が入れる高さのものを選ぶ)
- 寝床から近い場所にトイレを置く(まだよちよち歩きの場合、遠いと間に合わない)
「2 猫を多頭飼いする際のトイレ・餌の数やコツは?」でもまとめましたが、多頭飼いをする場合は猫の数+1つが望ましいです。トイレの形状や砂についてはこだわる子はかなりこだわります。形状は体よりもやや大きめ、砂は掃除のし易さや好みもあるのであなたにとって都合の良いものから試してみると良いでしょう。
この際、2~3日置きにトイレ砂を変えていきおしっこ・うんちの回数を記録していくとどのトイレ砂が一番好みなのかが分かります。最もベストな方法としては、数種類のトイレと砂を用意してどのトイレを使うかを見る方法ですが、これはスペースや費用もかかるので最初の方法がベストと言えます。
子猫がトイレを失敗する原因と対策
- 入ってから出るまでが長い
- 済んだ後にトイレの壁をかく
- トイレにすぐ入らない
- トイレの中で右往左往する(排便姿勢をとらない)
- 片方の足を前に出す
- うんちのニオイをずっと嗅いでいる
- おしっこの回数が少なく、1回の時間が長い(我慢するから)
上記のような行動が見られる場合、残念ながら子猫は今のトイレ状況を気に入っていないようです。「3 子猫がトイレを覚えない!?そんな時にチェックすべき項目」を参考にトイレ環境の改善をしてあげて下さい。もし、上記の行動が無いのにトイレを失敗してしまう場合、どういったパターンでトイレを失敗しているかをチェックして下さい。
たまに失敗する場合
寝床とトイレの間で失敗していしまっている場合、この可能性が高いです。もしかしたらトイレが遠くてたどり着けないのかもしれません。週齢にもよりますが、トイレを覚えたとしても成猫の様に自由に動き回れるわけではありません。少しトイレを近い場所に移動してあげてみて下さい。
あちこちで失敗をする場合
週齢にもよりますが、メスは早い子だと生後3~4ヵ月から、オスも早い子で生後6ヵ月ころから発情しスプレー行為を始めます。ニオイの強いオシッコをするので粗相とは違います。異性をひきつけたりマーキングの意味合いが強いです。マーキングをしつけで止めさせることは無理なので、避妊・去勢手術を検討しましょう。
特別ニオイが気にならない場合は膀胱炎など、泌尿器疾患にかかっている可能性もあります。特におしっこの回数が多い場合は、痛みで満足におしっこを出せていないことが考えられます。治療が必要な病気なので一度病院で検査をしてみましょう。
いつも決まった場所で失敗する場合
この場合、そこをトイレだと勘違いしてしまっている可能性が高いです。人から見てキレイになっていても、子猫にはわずかに残ったおしっこの臭いでそこをトイレだと勘違いしてしまいます。しっかりと消臭し、猫が嫌う柑橘類の皮を絞ってニオイをつけておくと良いでしょう。
猫用のトイレ砂をタイプ別に紹介!子猫におすすめはこれ!
子猫におすすめなのは「おからタイプ」 です。なんといっても安全性が高いです。「ゼオライト」や「ベントナイト」は鉱物系になるんですが、子猫が穴を掘ったりうんちを隠す際に粉が舞い、気管に入り込む心配があります。その点、「おからタイプ」は大豆の絞りカス(おから)を固めただけなので、万が一食べてしまっても問題ありません。
商品によっても「可燃で捨てられる」・「トイレに流せる」といった違いはありますが、それぞれのトイレ砂の傾向としては次のような特徴があります。使い勝手と一緒に検討してみて下さい。
デメリット:鉱物系の粒子が舞って体内に取り込んでしまう、トイレに流せないものが多い、自治体によって可燃・不燃に分かれる
デメリット:万が一誤食すると病院行き、値段がやや高い、自治体・商品によって可燃・不燃に分かれる
デメリット:ベントナイトと比べると固まりにくい、飛び散り易い、埃っぽくなりやすい
デメリット:ベントナイトと比べると固まりにくい、手足にくっつき易く散らかり易い、やや値段が高い
デメリット:紙タイプと比べて固まりにくい、やや値段が高い
子猫がトイレの砂を食べてしまう原因と対策
ここからは子猫がトイレの砂を食べてしまう原因と対策をまとめました。仔猫がトイレ砂を食べてしまう原因はいくつかあります。心当たりが強いものから対策をしてみて下さい。 一番手っ取り早いのは「トイレシート」にしてしまう ことですが、猫はおしっこやうんちを穴に埋めたい本能があるので、トイレシートも多少なりストレスになりそうです。
因みに、紙タイプやおからタイプならまだ良いんですが「ベントナイト」や「シリカゲル」タイプのトイレ砂はお腹の中で固まってしまい開腹手術が必要になることもあるので、食べた後に吐き出さないようなら動物病院で吐き出させる為の薬を貰った方が良いです。
餌が足りていない
もしかしたら空腹感からトイレ砂を食べているのかもしれません。仔猫の内は多くの栄養を必要とするので、基本的には子猫が欲しがるだけ餌を与えて構いません。もし、今まであげていた量にプラスしてあげても食べるようならこれまでより多めにミルクやフードをあげてみて下さい。
ストレスを解消させる
ストレスからくる異常行動でトイレ砂を食べているかもしれません。子猫が家に来たばかりだったり子猫を構いすぎたりしていませんか?また、多頭飼いの場合「6 多頭飼いの猫のストレスについて」を参考に子猫がストレスを抱えていないかチェックしてみて下さい。
トイレ砂を変える
「おから系」のトイレ砂はけっこう食べてしまう子が多いようです。市販の安いキャットフードに使われることも多いのでもしかしたらわずかに残ったニオイから食べ物と勘違いしている可能性もあります。鉱物系は微粉塵を吸い込んでしまうこともあるので紙タイプや木材タイプに変えてみましょう。
トイレシートを使う
一番手っ取り早いのはトイレシートにしてしまうパターンです。ただ、猫は本来穴を掘ってトイレをしたい動物なので、トイレシートに慣れるまでは「穴を掘る・埋める」といった本能部分を制限されることによるストレスを抱えてしまう可能性はあります。
子猫がトイレの時、トイレの前後で鳴く理由とは?
子猫がトイレ中やトイレの前後で鳴く理由はいくつか考えられますが、基本的には以下のような理由が考えられます。ただ、トイレ前・最中・トイレ後とで鳴く理由は少しずつ変わってくることが多いです。共通する理由として「ハイになっている」というものがあります。
排泄・排尿中は本来自然界の中では捕食動物から狙われやすいタイミングです。その為、「トイレするぞ~!やってやるぞ~!!」・「出てるぞ~、捕食動物くるなよ~⁉」・「終わったぞ~!やってやったぞ~!」といった感じで、無事にトイレを済ませることでハイな状態になっているケースがあります。
子猫がトイレ前に鳴く理由
- トイレが気に入らない
- 自力排泄できなかった頃の名残
例えば、今トイレがある場所が子猫にとって落ち着けない(うるさい・人通りが激しいなど)、前回したトイレや他の猫のトイレ後が片づけられていない、トイレ砂が少ないなど、様々な理由でトイレが気に入らない場合、子猫はもよおした際に「もっと落ち着いてトイレできる場所はないの⁉」と焦って探す為に鳴きます。
トイレに問題が無い場合は、自力排泄できなかった頃の名残のケースもあります。生後20~40日で自力排泄ができるようになりますが、それまでは母猫にお尻の辺りを舌で刺激してもらい排泄をします。排泄後も母猫が舌でキレイにしてくれるので、その頃を思い出して鳴いているケースがあります。
子猫がトイレの最中に鳴く理由
諸説あるようですが、うんちの場合は唸っている(力んでいる)状態が多いようです。もしうんちが異常に固かったり、うんちに血が付いている場合は痔になっていたりして痛みを抱えているケースも考えられるので病院に連れていってあげましょう。鳴くことは珍しいですが、膀胱炎や結石で痛みがありおしっこの際に鳴くこともあります。
この場合、おしっこが濁っていたり、血が混じって紅茶のような色になったりします。おしっこの時に鳴くようなら一度泌尿器疾患の検査をしてみて方が良いでしょう。
子猫がトイレ後に鳴く理由
トイレの後に鳴く場合、ハイになっているケースが多いです。鳴き声だけでなく走り回ったりしているようならハイになっている状態と考えて良いでしょう。仔猫に限らず成猫になってもトイレの後にハイになる子は多いです。特にウンチは捕食動物に狙われる可能性が高いのでウンチの後にハイになるケースが多いです。
最後に
ここでは仔猫のトイレに関する内容をまとめました。猫はトイレの際に本能的に「穴を掘る・埋める」という習性が備わっているので、犬にトイレをしつけるよりも楽です。もし、子猫のトイレが上手くいっていない場合はもう一度読み返して頂き、心当たりを探して対策をしてあげて下さい。
「トイレをしない」・「トイレのしつけ」・「トイレを覚えない」・「トイレを失敗する原因と対策」なんかですね。