マンチカンにおすすめのキャットフード・猫の餌の選び方

キャットフード博士
ここではマンチカンのキャットフード・猫の餌の選び方び方について詳しくご紹介します。
マンチカンがかかり易い病気」にもまとめましたが、短足のマンチカンだからといって特別ヘルニアになり易いというデータは今のところ調べた限りでは見つかっていないので安心してください。
加奈子
でもそうなるとマンチカンのキャットフードって何を基準に選んであげたら良いんだろう?
小太郎
マンチカンっていっても足が短い子は全体の2割って言われてるにゃ。
足の長さ以外にも長毛や鼻ペチャの子とかそれぞれ特徴があるからにゃ~。
その辺も博士がまとめて餌の選び方を教えてくれるにゃ!

マンチカンのキャットフード・猫の餌を選ぶ上で欠かせない3つのポイント

ここではマンチカンのキャットフード・猫の餌を選ぶ時に重要なポイントを3つにしぼってご紹介します。一言にマンチカンといっても足長の子や長毛の子、鼻ペチャの子など色んな種類の子がいます。ここではそれぞれのニーズに応えられるフードの選び方をご紹介します。

マンチカンには筋力を補う高たんぱくなフードがおすすめ

高たんぱくなキャットフードはそれだけで筋肉質な体系を維持するのに向いています。マンチカン最大の特徴とも言える【短足】は腰にかかる負担が多いです。ただしダックフンドなど短足の犬のように特別ヘルニアになり易いということはありません。

とはいっても「短足のマンチカンがかかり易い病気」にまとめたように高齢になればどの猫も関節疾患のリスクがあるので、足腰の筋力維持のためにも たんぱく質が35%以上の高たんぱくなフード を選ぶと良いでしょう。

長毛・鼻ペチャのマンチカンにはオメガ3脂肪酸が豊富なフードがおすすめ

オメガ6脂肪酸は必須栄養素なので「総合栄養食」と書かれていれば必ず含まれていますが、オメガ3脂肪酸は必須では無い為、入っている量が分からなかったり少ないものが多いです。オメガ3脂肪酸は皮膚や関節における抗炎症作用や血液をサラサラにする効果があります。

青魚や亜麻仁に多く含まれている他、サーモンオイルなどのサプリメントもあります。被毛のケアや鼻ペチャのの子に多い膿皮症などのケアに効果が期待できます。基準としては 成分表にオメガ3脂肪酸の量が書かれているもの を選ぶと良いでしょう。

マンチカンには太りにくい低炭水化物なフードがおすすめ

短足が特徴のマンチカンにとってはやはり肥満は大敵です。 炭水化物(100-たんぱく-脂質-繊維-灰分-水分)が30%以下 の低炭水化物なフードを選ぶと良いでしょう。ただし、繊維質が高いと腸内を傷つけたり下痢や便秘の原因になる子がいます。

また、ミネラルの総称である灰分が高いと結石が出来やすくなったりします。脂質が高いものはカロリーが高くなりますが、満腹感が満たされやすいので食べる量が減る傾向にあります。その為、肥満を避けたいマンチカンには高脂質で低炭水化物なフードがおすすめです。

マンチカンの為に30種類以上のキャットフード・猫の餌を比較

メーカー名 たんぱく質(%) オメガ3脂肪酸(%) 炭水化物(%)
モグニャン 30 2.08 38
カナガン 37 0.82 19.21
シンプリー 37 3.89 25
ファインペッツ 32 0.4 29.7
ねこはぐ 28.5 40.5
ジャガー 40 1.4 28以下
 ファーストチョイス 31 0.58 32.9
ロイヤルカナン 25 0.63 44.5
サイエンスダイエット 29 0.21 36.6~34.3
ナチュラルチョイス 33 26.5
メディファス 31.5 34
 アイムス 32 31.5
ピュリナワン 38 27.5
 ナチュラルバランス 34 0.5 36%以下
アーテミス 30 0.6 37%以下
カントリーロード 35 25
シーバ 30 26.5
セレクトバランス 30 30.5
コンボ 27 40.5
ソリッドゴールド 34 1.0 41%以下
フリスキー 30 34.5
キャラットミックス 27 41.9
銀のスプーン 30 34
ねこ元気 30 39
ミオ 27 42.5
カルカン 32 30
ビューティープロ 35 32.4
モンプチ 32 29.5
懐石 27 37.5
オリジン 40 1.2 19
ブルーバッファロー 30 0.3 33.5
アズミラ 30 0.3 38.5
ドクターズケア 24.2 35
JPスタイル 27 1.3 36
ドクターズダイエット 31 34
アカナ 37 2.2 22.5

※オメガ3脂肪酸は成分欄に記載があるもののみ表示しています。
※炭水化物で「以下」と記載があるのは水分・繊維・灰分どれかの成分表示が無いものです。

マンチカンにおすすめのキャットフード・猫の餌ランキング

シンプリーキャットフード

シンプリーキャットフードが最もマンチカンにおすすめな訳

シンプリーキャットフードは高たんぱく&低炭水化物&オメガ3脂肪酸の割合が高く、長毛や鼻ペチャなど色んなタイプのマンチカンにおすすめできるキャットフードです。シンプリーに豊富なオメガ3脂肪酸は関節に対しても抗炎症作用があるのでマンチカンがシニアになっても食べられるオールステージのキャットフードです。

価格 【通常価格】3,960円/1.5㎏
総合評価
備考 ヒューマングレードの材料を使用/オメガ3脂肪酸が最も多い/炭水化物も低め
1㎏あたりの価格 たんぱく質 オメガ3脂肪酸
2,640円 37% 3.89%
炭水化物 酸化防止剤 着色料
25% ミックストコフェロール(ビタミンE) 不使用
保存料 香料 ライフステージ
不使用 不使用 全ライフステージ対応

シンプリーキャットフードは万能型のキャットフードと言えます。たんぱく質や炭水化物の割合が飛び抜けて優れている訳ではありませんが、色んな猫種と掛け合わされることが多いマンチカンだからこそ、ずば抜けた成分よりも、平均して成分が高いシンプリーがおすすめです。

アカナキャットフード

太りにくくオメガ3も豊富なアカナ

アカナのキャットフードは高たんぱくで炭水化物の割合も低いので太りにくく、マンチカンにおすすめのキャットフードです。オメガ3脂肪酸の割合は、シンプリーと比べると控えめですが他のプレミアムフードと比べても劣らず栄養価の高いフードと言えます。

価格 【通常価格】6,264円/1.8㎏
総合評価
備考 ヒューマングレードの材料を使用/高たんぱくでオメガ3脂肪酸が豊富/炭水化物も低め
1㎏あたりの価格 たんぱく質 オメガ3脂肪酸
3,480円 37% 2.2%
炭水化物 酸化防止剤 着色料
22.5% ビタミンEとローズマリー 不使用
保存料 香料 ライフステージ
不使用 不使用 全ライフステージ対応

アカナは材料や品質については文句のつけようがありません。ただ、公式サイトでの販売価格が非常に高いので食べ続けるにはかなりのお金がかかります。楽天やアマゾンだとお得に買えるショップがあるので通販サイトからの購入が良いでしょう。その際は賞味期限を開示しているショップが安心です。

ジャガーキャットフード

バランス型のジャガーキャットフード

ジャガーキャットフードはオメガ3脂肪酸の割合が上位2つと比べると劣りますが、上位2つは魚がメインのフードなので、オメガ3脂肪酸を多く含むのは当然です。ジャガーはお肉だけでなく魚も含んでいる為、オメガ3も高めになっています。超高たんぱく低炭水化物なので太れないマンチカンにおすすめのキャットフードです。

価格 【通常価格】4,280円/1.5㎏
総合評価
備考 ヒューマングレードの材料を使用/超高たんぱく/市販のフードと比べてオメガ3脂肪酸が高め
1㎏あたりの価格 たんぱく質 オメガ3脂肪酸
2,853円 40% 1.4%
炭水化物 酸化防止剤 着色料
21% ミックストコフェロール(ビタミンE) 不使用
保存料 香料 ライフステージ
不使用 不使用 全ライフステージ対応

ジャガーキャットフードは「水分量」が書かれていないので炭水化物の割合が詳しく分かりませんでした。ただ一般的なドライフードの水分量が7~10%なのを考えると炭水化物の割合は18~21%とかなり低炭水化物なフードになることが考えられます。

オリジンキャットフード

超高たんぱく&低炭水化物でマンチカンにおすすめ

オリジンのキャットフードは超高たんぱく&低炭水化物なフードです。ジャガー同様に魚も使用しているので市販のキャットフードと比べるとオメガ3脂肪酸の割合が高くなっています。材料も高品質なものを使用していますが、値段も考えるともう少しオメガ3が欲しいところです。

価格 【通常価格】5,443円/1.8㎏
総合評価
備考 ヒューマングレードの材料を使用/超高たんぱく/最も炭水化物が低い/オメガ3脂肪酸が低め
1㎏あたりの価格 たんぱく質 オメガ3脂肪酸
3,023円 40% 1.2%
炭水化物 酸化防止剤 着色料
19% ミックストコフェロール(ビタミンE) 不使用
保存料 香料 ライフステージ
不使用 不使用 全ライフステージ対応

オリジンキャットフードはリニューアルに伴って肉と魚の使用量が80%から90%に増えました。それによって元々高かった栄養価が更に高くなりました。ただ、値段も高くなったので一部のユーザーからは不満も増えています。マンチカンは雑種と比べるとやや小さくなる子が多いので、給餌量も少なめで済みます。検討してみてはどうでしょうか?

カナガンキャットフード

高たんぱく・高脂質・低炭水化物でマンチカンにおすすめ!

カナガンキャットフードは上位のフードと比べるとオメガ3脂肪酸の割合が低く見えてしまいますが、市販のキャットフードと比べれば含有量は多いです。体型や体重だけを考えればマンチカンにはオリジンの次におすすめできるキャットフードです。

価格 【通常価格】3,960円/1.5㎏
総合評価
備考 ヒューマングレードの材料を使用/高たんぱくで2番目に低炭水化物/オメガ3脂肪酸が低い
1㎏あたりの価格 たんぱく質 オメガ3脂肪酸
2,640円 37% 0.82%
炭水化物 酸化防止剤 着色料
19.21% ミックストコフェロール(ビタミンE) 不使用
保存料 香料 ライフステージ
不使用 不使用 全ライフステージ対応

カナガンキャットフードは高たんぱく・低炭水化物のキャットフードですが、上位のフードと比べるとややオメガ3脂肪酸が低めです。オメガ3の効果を考えると皮膚トラブルなどがない若いマンチカンであればカナガンでも良いでしょう。

マンチカンのキャットフード・餌の選び方でよくある質問Q&A

ここからはマンチカンのキャットフードを探している方からよく頂く質問をまとめました。

長毛のマンチカンは毛球症になり易いけど「毛玉ケア」とかをあげた方が良いの?

その必要はありません。長毛の子は確かに毛玉を吐き出す回数が多かったり、毛球症になり易い傾向があります。でも基本的には毎日1回ブラッシングをしてあげることで飲み込む毛の量をかなり減らすことができます。

  • 毎日ブラッシングをする時間がない
  • 毎日ブラッシングをしても頻繁に毛を吐き出すまたは毛球症になる

上記のような子には「毛玉ケア」として通常よりも繊維質が豊富なフードをあげることも検討した方が良いかもしれません。ただ、過剰な繊維質は腸内を傷つけたり、便秘や下痢の原因にもなります。「猫の毛玉対策・ケア方法」も取り入れてみて下さい。

マンチカンにあげるキャットフードには「コンドロイチン」や「グルコサミン」が入っていた方が良い?

これも必要ありません。最近はキャットフードに「関節ケア成分」としてコンドロイチンやグルコサミンが含まれているものも増えてきました。ただ、含まれている量は極わずかです。当然、期待できる効果もゼロとは言いませんがあまり期待はできません。

グルコサミンやコンドロイチンは関節の炎症を抑える効果が期待される成分ですが、キャットフードに入れるということはその分5大栄養素(たんぱく質・脂質・繊維・灰分・炭水化物)が減ることになるので、大量に入れることはできません。

なので、もし既に関節炎などを抱えているのであればコンドロイチンやグルコサミンを高濃度含んだのサプリメントの方が効果は期待できるでしょう。最近だと「緑イ貝」も関節用のサプリメントとして取り入れられることが多い食材です。

全くもって無駄とは言いませんが、コンドロイチンやグルコサミンが入っているから関節ケアになるという考えは少し安易です。あくまでおまじない程度に考えた方が良いですね。それならランキングでも紹介したような太りにくいフードをあげた方が良いでしょう。

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