メインクーンにおすすめのキャットフード・猫の餌の選び方

キャットフード博士
ここではメインクーンのキャットフード・猫の餌の選び方び方について詳しくご紹介します。
メインクーンはいくつか特定の遺伝疾患の好発が見つかっていますが、それらの内特定のキャットフードで防げるものはありません。
大型種で1歳以降もゆっくりと成長が続くので2歳頃までは消化に優れた栄養価の高いフードをあげて下さいね。
加奈子
えっ!
だってただでさえデカいから食費がかかるのにグレインフリーとかあげなきゃいけないの!?
小太郎
ん~、まぁ絶対って訳じゃないにゃ。
ただ、成長期って今後一生付き合っていく骨や体を作る大切な時期だにゃ。
体の成長は2歳頃までで止まるけど、目に見えない関節部分や骨の成長は3~4歳まで続くとも言われてるにゃ。

メインクーンのキャットフード・猫の餌を選ぶ上で欠かせない3つのポイント

ここではメインクーンのキャットフード・猫の餌を選ぶ時に重要なポイントを3つにしぼってご紹介します。メインクーンはいくつか遺伝疾患がありますが、中でも「大腿骨頭すべり症」と「股関節形成不全」という骨や関節の病気に注目しました。

メインクーンには筋力を補う高たんぱくなフードがおすすめ

高たんぱくなキャットフードはそれだけで筋肉質な体系を維持するのに向いています。原因は分かっていませんが、メインクーンをはじめとする特定品種には股関節の病気が多いことが分かっています。高たんぱくなフードでしっかりと関節を支えられる体を作ってあげましょう。

具体的にはたんぱく質は 少なくても30%以上、理想は35%以上のもの を選びましょう。また体や骨格が急激に成長する10カ月頃までは激しい運動や、おもちゃの引っ張り合いなど手足や関節に負担をかけないように心がけましょう。

メインクーンには食べすぎを防ぐ高脂質のフードがおすすめ

メインクーンは大型種の中でも股関節や大腿骨の病気が多いです。原因は遺伝とも考えられますが、体重管理に気を付けて、1歳頃までは激しい運動やおもちゃを使っての綱引きなど、関節に負担がかからないように注意しましょう。

脂質は多いと太りやすいというイメージがあるかもしれません。しかし脂質は猫にとってエネルギーに変えやすい栄養素です。 15~20%くらいのやや高めのもの を選ぶと良いでしょう。成長が止まった成猫がどんどんと体重が増えてしまう場合は、給餌量をコントロールする必要があります。

穴が開いたおもちゃに餌を入れて、猫が転がすと餌が出てくるおもちゃ(飲み終わったペットボトルでも作れます)などを使って、時間をかけてご飯を食べるように工夫すると、食べている間に満腹中枢が上がりメインクーンにもストレスが少なく給餌量を調整できるようになります。

メインクーンにはオメガ3脂肪酸が豊富なフードがおすすめ

基本的に「総合栄養食」と書かれたフードにはオメガ6脂肪酸が含まれています。ですが、美しい毛ヅヤのを保つ為にはオメガ6だけでなくオメガ3脂肪酸も必要です。オメガ6は子猫・成猫共に必須栄養素とされているので総合栄養食であれば含まれています。

ですがオメガ3脂肪酸は子猫や妊娠・授乳中の母猫に対してしか必須栄養素となっていないので、子猫用のフードにしか含まれていません。(もしくは含まれていても微量)なので、メインクーンのキレイな毛ヅヤや皮膚を守る為にも オメガ3脂肪酸が豊富なフード を選ぶと良いでしょう。

メインクーンの為に30種類以上のキャットフード・猫の餌を比較

メーカー名 たんぱく質(%) 脂質(%) オメガ3脂肪酸(%)
モグニャン 30 16 2.08
カナガン 37 20 0.82
シンプリー 37 20 3.89
ファインペッツ 32 20 0.4
ねこはぐ 28.5 16
ジャガー 40 20 1.4
 ファーストチョイス 31 8.1 0.58
ロイヤルカナン 25 11 0.63
サイエンスダイエット 29 10 0.21
ナチュラルチョイス 33 16
メディファス 31.5 12
 アイムス 32 14
ピュリナワン 38 8.5
 ナチュラルバランス 34 17 0.5
アーテミス 30 20 0.6
カントリーロード 35 20
シーバ 30 17
セレクトバランス 30 17
コンボ 27 9
ソリッドゴールド 34 12 1.0
フリスキー 30 10
キャラットミックス 27 8.1
銀のスプーン 30 16
ねこ元気 30 9
ミオ 27 8.5
カルカン 32 14
ビューティープロ 35 8.1
モンプチ 32 11
懐石 27 8.5
オリジン 40 20 1.2
ブルーバッファロー 30 9 0.3
アズミラ 30 11 0.3
ドクターズケア 24.2 22.2
JPスタイル 27 1.3 1.3
ドクターズダイエット 31 11
アカナ 37 20 2.2

※オメガ3脂肪酸は成分欄に記載があるもののみ表示しています。

メインクーンにおすすめのキャットフード・猫の餌ランキング

モグニャンキャットフード

始めやすい!試しやすいモグニャンがおすすめな訳

モグニャンキャットフードはたんぱく質や脂質はやや控えめになっていますが、白身魚を全体の63%使用した贅沢なキャットフードです。市販の小麦やトウモロコシを大量に使ったフードとは違い消化・吸収にも優れています。大型のメインクーンでも高たんぱく・高脂質過ぎると体質に合わずに吐き戻したり下痢をする子もいるので市販キャットフードからの切り替えは適度に高たんぱく・高脂質なモグニャンキャットフードがおすすめです。また、キャットフード博士限定で初回購入価格が半額になるキャンペーンを実施中です。

価格 【通常価格】3,960円/1.5㎏【キャットフード博士限定】初回購入価格が50%OFF
総合評価
備考 材料はヒューマングレード/オメガ3脂肪酸が豊富/全年齢対応の総合栄養食
1㎏あたりの価格 たんぱく質 脂質
2,640円(初回は1,320円) 30% 16%
オメガ3脂肪酸 総合栄養食 酸化防止剤
2.08% 全年齢対応 不使用
保存料 着色料 香料
不使用 不使用 不使用

どんなに良いフードだと分かっていても、愛猫が食べてくれるか・体質に合うフードかは試してみるまで分かりません。この時に問題になるのがサンプルがあるのか?お試しサイズやお試し価格はあるのか?といった部分です。モグニャンは当サイト限定で初回価格が半額になるキャンペーンを行っているので、初めての子や偏食気味の子でも試しやすくなっています。

シンプリーキャットフード

栄養的にはメインクーンに最もおすすめ

シンプリーキャットフードは高たんぱく・高脂質でキレイな被毛と健康な皮膚を保つ為に効果的なオメガ3脂肪酸が豊富なキャットフードです。メインクーンは大型種なのでシンプリーのような高たんぱくな食事で筋肉質な体を維持し、高脂質で食べる量を自発的にコントロールすることで太りにくく空腹感と戦うことなく体重や体型のコントロールを目指すことができます。

価格 【通常価格】3,960円/1.5㎏
総合評価
備考 材料はヒューマングレード/高たんぱく&高脂質/オメガ3脂肪酸が最も多い
1㎏あたりの価格 たんぱく質 脂質
2,640円 37% 20%
オメガ3脂肪酸 脂質 酸化防止剤
3.89% 20% 不使用
保存料 着色料 香料
不使用 不使用 不使用

シンプリーキャットフードはオメガ3脂肪酸が豊富なサーモンを全体の50%以上使用しています。他の種類も合わせると魚の使用量は全体で75.55%も使用している魚好きの子にはたまらない贅沢なキャットフードです。脂質が低いダイエットフードのせいで毛がパサパサになってきてしまったメインクーンにイチオシのキャットフードです。

アカナキャットフード

メインクーンにおすすめだが毎日食べるにはちょっと高い

アカナのキャットフードは超高たんぱく・高脂質でオメガ3脂肪酸も豊富です。ただし、販売価格が高くて大型種のメインクーンが毎日食べるにはかなりの出費になるというデメリットもあります。材料にもこだわったプレミアムフードなので金額的に問題ない家庭であれば、おすすめしたいフードですがどんなに良いフードでも続けられなければ意味がないので、無理に選択する必要はありません。公式サイトよりも楽天市場などの通販サイトからの購入がお得です。

価格 【通常価格】6,264円/1.8㎏
総合評価
備考 材料はヒューマングレード/高たんぱく&高脂質/オメガ3脂肪酸も豊富
1㎏あたりの価格 たんぱく質 脂質
3,480円 37% 20%
オメガ3脂肪酸 脂質 酸化防止剤
2.2% 20% 不使用
保存料 着色料 香料
不使用 不使用 不使用

アカナのキャットフードは340gのお試しサイズがあるので、初めて試す子や偏食気味のメインクーンでも試しやすいキャットフードです。楽天やアマゾンなどの通販サイトだと安く購入できますが、賞味期限などの情報をきちんと公表してくれているところから買うことをおすすめします。

ジャガーキャットフード

栄養的には良いけど少し割高

ジャガーキャットフードはチキンとお魚をバランス良く使った超高たんぱくキャットフードです。お肉や魚の使用量は全体の80%という超贅沢なつくりになっています。脂質の割合も20%と高いので時間をかけて食べさせれば少量でも十分に満腹感を得られます。高たんぱくなのでカロリーも383㎉と控えめで、ストレスなくダイエットしたいメインクーンにおすすめのキャットフードです。

価格 【通常価格】4,280円/1.5㎏
総合評価
備考 材料はヒューマングレード/超高たんぱく&高脂質/一般的なフードよりはオメガ3が豊富
1㎏あたりの価格 たんぱく質 脂質
2,853円 40% 20%
オメガ3脂肪酸 脂質 酸化防止剤
1.4% 20% 不使用
保存料 着色料 香料
不使用 不使用 不使用

ジャガーキャットフードはオメガ3脂肪酸の割合が1.4%ですが、これは市販のキャットフードと比べればかなり多い量です。オリジンやアカナと比べれば安い方なんですがモグニャンやシンプリーと比べても少し高く、手が出しにくいキャットフードです。

オリジンキャットフード

超高たんぱくで厳選素材を使用したプレミアムフード

オリジンのキャットフードは超高たんぱく・高脂質なキャットフードです。原材料は全て契約農家から生の状態で仕入れたものを自社工場で加工します。市販のキャットフードに使われる「〇〇ミール」などの乾燥肉を使わず、生の状態から加工することで失われがちな栄養素も補うことができます。

価格 【通常価格】6,300円/1.8㎏
総合評価
備考 材料はヒューマングレード/超高たんぱく&高脂質/一般的なフードよりはオメガ3が豊富
1㎏あたりの価格 たんぱく質 脂質
3,500円 40% 20%
オメガ3脂肪酸 脂質 酸化防止剤
1.2% 20% 不使用
保存料 着色料 香料
不使用 不使用 不使用

オリジンキャットフードはオメガ3脂肪酸が1.2%とやや低く感じますが、市販のキャットフードと比べればずっと多いです。栄養価や材料のこだわりは十分なんですが、値段が高く常食にするには金銭的な負担が大きいフードです。

メインクーンのキャットフード・餌の選び方でよくある質問Q&A

ここからはメインクーンのキャットフードを探している方からよく頂く質問をまとめました。

メインクーンって餌代はどれくらいみておけばいいの?

与えるキャットフードの価格によって全く違ってきます。ただ、メインクーンはオスで6~9㎏、メスで4~6㎏が平均と言われています。なので雑種の1.5~2倍くらい餌代を見ておいた方が良いかもしれませんね。例えば、ロイヤルカナンから販売している「メインクーン 成猫用」は2㎏で2,200円くらいです。

出典:ロイヤルカナン>猫用製品>FBN>メインクーン 成猫用

体重7㎏の子として考えると、以下のような金額になります。

避妊・去勢をしている場合
2,000(g)÷61=32.7日分

2,200(円)÷32=68.75円(1日分の餌代)

68.75(円)×30日=2,062円(1カ月分の餌代)

避妊・去勢をしていない場合

2,000(g)÷77=25.9日分

2,200(円)÷26=84.61円(1日分の餌代)

84.61(円)×30日=2,538円(1カ月分の餌代)

このように、体重・去勢や避妊手術の有無・室内飼いか放し飼いか・餌の値段など様々な要因によって餌代は変わってきます。メインクーンを飼いたい人は最大10㎏で去勢・避妊手術もしないで、どんな餌をあげるのかを元に最高でいくらかかるのかをシミュレーションしておくと良いでしょう。

メインクーンにあげる餌の量はどれくらいが適切なの?

基本的には「【体重・ライフステージ別】キャットフードの量と計算方法」を参考にして頂くか、現在与えているキャットフードのパッケージに書かれているメーカーが推奨する給餌量を参考にして下さい。ただ、どちらも参考にしかなりません。

基本的に体重を元にした計算方法になっているので、参考となる給餌量を元に体重の増減や体型チェックしながら量をコントロールしてあげる必要があります。メインクーンは大型種と言われていますが、国内でブリードされる子はやや小さめになる子もいます。

メインクーンは遺伝疾患がいくつか見られる種類なので、長生きさせる為にも定期的に健康診断を受けて病気の早期発見に努めながら、獣医に体型や体重をチェックして貰うのが良いでしょう。

ロイヤルカナンから出ている「メインクーンの成猫用」ってどうなの?

メインクーンの特徴をとらえた商品説明が書かれていますが、たんぱく質がやや低く脂質が高めに作られています。当サイトの評価としては「悪くはないけど良くもない」といったところです。けどこれはあくまで栄養成分を見た場合の話です。

原材料を見るとトウモロコシや米を使用しています。米は良いとしてもトウモロコシは気になります。また、コーングルテンも使用しているので全体量で見た時にトウモロコシの使用量はかなり多そうな印象を受けます。

トウモロコシは消化に良い食材とは言えませんし、食物アレルギーのリスクが他の穀物と比べて高い食材です。ロイヤルカナンと言えば、どちらかというと高価なフードなので、わざわざこのキャットフードを選ぶ必要は無いと判断しています。

メインクーンってやっぱりヘアボールケアとかあげた方がいい?

必要ありません。1日1回のブラッシング(換毛期は朝晩2回)を徹底してあげればほとんどの子で毛球症は防げます。ただ、例外的にどうしても毛球症になり易い子もいますので「毛玉の対策・ケア方法」も参考にしてみて下さい。

体質にもよるので一概に言えない部分ではあるんですが、当サイトでは5%以上の繊維は猫には多過ぎると考えています。特に問題なく、毛球症を改善できたりする子もいますが、体質的に合わない子の場合は下痢・便秘・おならの増加などの原因になります。

まずはスキンシップも兼ねてブラッシングを徹底し、執拗にグルーミングを行っていないか?(ストレスや皮膚炎の可能性もあり)など注意深く見てあげれば、メインクーンだからといって繊維質が高いフードをあげる必要はありません。

メインクーンの子猫には餌をどれくらい与えたらいいの?

1歳までは雑種の猫同様に「キトン(子猫用)の総合栄養食」か「全年齢対応の総合栄養食」と書かれた栄養価の高いフードを食べられるだけ与えて大丈夫です。メインクーンは完全に成長が止まるまで2~4年と言われることもあります。

ですがその年齢まで食べられるだけ与えていてはさすがに問題です。股関節や大腿骨にトラブルが多い種類でもあるので、1歳頃から定期健診を受けて獣医に体型をチェックしてもらいましょう。この時、体重だけでなく体型を元にBCS(ボディ・コンディション・スコア)で診て貰うようにしましょう。

1歳までは急激に体が大きくなるので十分に栄養をとらせて、1歳以降は股関節などに負担がかからないように少しずつ体型や体重に気を使っていくのが良いでしょう。

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