「メインクーンの性格・特徴ガイド」マイナーネタまでどこより詳しく

キャットフード博士
ここではメインクーンの性格と特徴を詳しくご紹介していきます。
他では扱っていないようなメインクーンに関するマイナーネタも集めたのでメインクーン好きの方は参考にしてみて下さい。
加奈子
メインクーンもモフモフで大きい種類よねー!?
ぬいぐるみみたいで憧れるわー!!
小太郎
メインクーンは大人しくて人気が高い種類にゃ!
子猫の時の性格や、オス・メスでの性格の違いなんかもまとめたにゃ!

 

メインクーンの一般的な性格

  • 頭が良い(しつけが楽)
  • 温厚
  • 静か
  • 飼い主に従順
  • 独占欲が強い
  • 環境の変化に強い(引っ越しもOK)
  • 小さい子や他のペットがいても慣れる

 

メインクーンは大型種で胸元にはライオンのたてがみのような長い毛がある為、見た目はかなりワイルドな風貌をしていますが、 飼い主にとても従順で頭がよく、温厚な性格 が特徴です。窓際で外をボーっと眺めていたかと思いきや、飼い主に遊んで貰うのも大好きな甘えん坊が多いです。(特にオス)

 

猫の中ではとにかく頭が良く、人の行動をよく観察しているので蛇口を上げ下げして水を飲んだりする子もいるそうです。従順で甘えん坊と言われていますが、人から積極的に構われるのはあまり好みません。メインクーンの方から甘えてきた時にたっぷりと可愛がってあげて下さい。

 

メインクーンの誕生には諸説ありますが、来たアメリカの厳しい環境の中で育ったこともあり環境適応能力が高いと言われています。他のペットや小さな赤ちゃんがいても適応できますが、中には飼い主への独占欲が強い子もいるので、他のペットや赤ちゃんにべったりにならずメインクーンも可愛がってあげましょう。

 

環境の変化に強いので引っ越しも可能ですが、猫という動物が本来は引っ越しなどの環境の変化を嫌うので引っ越しがあまりに頻繁にあるようなら考え直した方が良いかもしれません。もともと自然の中で育った猫なので運動量が多い為、キャットツリーやキャットウォークを用意してあげると良いでしょう。

 

メインクーンのオス・メスでの性格の違い

オス・メスでの違いはメインクーンだからといって特別に変わる訳ではなく、一般的な猫と同じようです。オスの方がやんちゃで甘えん坊な子が多く、メスは子育てをすることもあり独立心が強く甘えたい時と放っておいて欲しい時の差が激しいこが多いようです。

 

基本的には「1 メインクーンの一般的な性格」でまとめた性格に似てきます。ただ、オス・メスという違いでも上記のような差が出てきますし、兄弟の数や社会性を学べるタイミングでどれだけ兄弟と遊べたか、自宅に迎えてからの環境などによって性格は大きく変わってきます。

 

「雑種よりは正確が読み易い」という程度に考えていた方が良いでしょう。他のペットや猫と仲良くなれると言われていますが、ユーチューブなどで動画を探せば他の猫や動物とケンカしているメインクーンの動画はけっこう見つかります。

 

メインクーンの子猫の性格は?

メインクーンは「ジェントル・ジャイアント」と呼ばれることもありますが、生まれて間もない頃は普通の猫と同じ大きさで、性格もあまり差は出ません。兄弟がいれば生後4週頃からじゃれはじめ12週頃までは兄弟と遊びながら社会性を学びます。

 

この期間に兄弟と離れてしまった子は社会性を学べていないので、甘噛みや本気噛みの強弱をうまくできなかったりします。ブリーダーから譲り受ける際もケージ飼育ではなく子猫同士がじゃれ合えるよう室内で放し飼いしているブリーダーの子を選ぶと良いでしょう。

 

1歳になる頃には普通の猫よりも大きくなっている子が多いですが、まだまだ遊ぶのが好きな年ごろです。完全に成熟するのは3~4歳とも言われているので「ジェントル・ジャイアント」の名を感じるのはその頃になるかもしれません。

 

若い内はしっかりと遊び、成熟してくると本来のプライドが高い部分が出てくるので構って欲しい時と放って置いて欲しい時の差が分かり易くなってきます。この程良い距離感もメインクーンの魅力と言えます。

 

メインクーンの毛色による性格の違いは?

メインクーンは単色だけでもホワイト・ブラック・パウパッド・ブルー・レッド・クリームの6種類あり、タビーなども含めると30種類以上と言われています。メインクーンに限りませんが、毛色による性格の違いは見つかりませんでした。

 

ただ、三毛のような「ブラウン・パッチドタビー・アンド ホワイト」に関してはほとんどがメスという特徴があるので、この毛色に関して言えばオス・メスの性格の違いは出るかもしれませんね。ただ、毛色による差よりも「1 メインクーンの一般的な性格」であげた純血種としての性格の方が強いです。

 

参考までに毛色の違いによる性格の傾向を「毛色・種類毎の猫の性格ガイド」にてまとめたので参考にしてみて下さい。

 

メインクーンの特徴

ここからはメインクーンの特徴についてまとめました。他には載っていないようなマイナーネタもまとめたので参考にしてみて下さい。

 

ゴージャスな被毛

 

メインクーンは大きな体に加えて、分厚く耐水性のある被毛と首回りやしっぽ周りの飾り毛が特徴です。特に首回りの飾り毛はライオンのたてがみのようにゴージャスですが、その分毛が絡まり易いので1日2回(朝晩)のブラッシングが欠かせません。

 

被毛は年齢に応じてゴージャス感が出てきますが、1歳までは体が急激に大きくなり、その後ゆっくりと成熟に向かう中で被毛が成長してくるケースもあります。この辺は両親の血統によって差が出てくるのかもしれません。

 

雪の上でも滑らないように指の間にも毛が生えているのでこの部分もけっこうゴミが絡みやすいです。耳からも長く柔らかい毛がたくさん生えています。また、「世界一ヒゲが長い猫」としてギネスに乗ったこともあります。

 

体重・体格

中にはあまり大きくならずに成熟を迎える子もいますが、平均的にはオスは6~9㎏、メスは4~6㎏になると言われており、体長は100cm程度になります。「ロング&サブスタンシャルタイプ」と呼ばる体系で、骨が太くがっしりとした筋肉質な体つきをしています。

 

2010年のギネス記録において、オスの「スチューウィ」という猫が「世界で最も体長が長い猫」として123cmの記録で登録されており、大きくなることを期待して飼う方が多いんですが、中にはあまり大きくならない子もいるので期待し過ぎない方が良いかもしれません。

 

体の大きさに応じて食べる量も増える為、一般的な猫の2倍は食費がかかると思っていて良いでしょう。また、筋肉質な体型を維持する為にも穀物などの炭水化物が極力少ないもの(肉材料が多く高たんぱく)を選ぶことで肥満の予防につながります。

 

胴が長く、手足も大きな体を支える為にやや太めになっています。長く・ゴージャスな毛に目がいきがちですが、抱きかかえると自然の中で生き延びてきた力強い体つきと筋肉質でどっしりとした重みを感じることができます。

 

また「世界一しっぽが長い猫」としてギネスにのったこともあることがあります。尻尾にも飾り毛がたくさん生えているのでゴージャス感が一層強く出ます。

 

メインクーンの寿命

平均寿命は11~14歳と言われています。最近は猫の寿命を気にして完全室内飼いにする方が増えてきたり、キャットフードの質が向上してきたこともあり、雑種の平均が15歳程度と言われているので、一般な猫の平均寿命と比べるとやや短いと言えるかもしれません。

 

ただ、これに関しても避妊・去勢手術の有無や毎日食べるキャットフード、普段の生活の中でのストレスなどによって大きく左右されます。あくまで参考程度に見ておき、あまりナーバスになる必要はありません。

 

眼の色

メインクーンに多いのはゴールド・カッパーですがグリーンもあります。また、毛色(ホワイトやバイカラー)によってはブルーアイやオッドアイも認められています。毛色も豊富なことから、眼の色についても割と豊富な色が認められています。

 

メインクーンの顔の特徴

大型種で長毛ということでノルウェージャンフォレストキャットと違いが分からないという声もありますが、メインクーンは顔を横から見た際に鼻筋が緩やかにカーブ(凹んでいる)しているのに対して、ノルウェージャンフォレストキャットは眉間から鼻までが直線的です。

 

参考に、上記の画像だけノルウェージャンフォレストキャットの画像にしてあります。他の画像と鼻筋部分を見比べてみて下さい。ただ、これもキャットショーでの採点項目で、必ずしもメインクーン・ノルウェージャンフォレストキャットがそれぞれの特徴を持っている訳でもないです。

 

メインクーンの毛質

ダブルコートのノルウェージャンフォレストキャットと比べるとシングルコートのメインクーンはいくらか手入れが楽と言われていますが、それでもブラッシングをさぼるとすぐに毛が絡まってしまい、ブラッシングする際に引っかかってブラッシングが嫌いになってしまいます。

 

毛玉が出来てしまった場合は指でほぐすか、それでもダメな場合ははさみでカットするしかないでしょう。短毛種と違い、毛が長い分ブラッシングの時に引っ張られる力を強く感じるせいか、最初の内はブラッシングを嫌がるかもしれません、小さい内から少しずつ慣らしておくと良いでしょう。

 

抜け毛にの量もダブルコートのノルウェージャンフォレストキャットと比べると少ないと言われていますが、一部で毛色や毛質によっても抜け毛の量が違うと言われています。当サイトとしてはきちんとしたデータが見つからなかったので噂レベルとしていますが、参考までに。

 

  • シルバー系が少ない
  • 毛が硬くサラサラしてる子の方が少ない

 

大型種なので成長に時間がかかる

メインクーンは大型種なので成熟までに時間がかかります。完全に成長が止まるのは3~4歳とも言われています。毛並みが完成するのは2歳以上と言われているので子猫の時と3~4歳になった時で写真を見比べるとゴージャス感が全く変わります。

 

メインクーンに限らず、大型種全般に言えますがよく「うちの子〇ヵ月なんだけどちょっと小さい・大きいすぎるかも」と心配される方がいます。正直、月齢と体重だけでは太っている・痩せているといった判断は付けにくいです。

 

その子の体格も含めて判断をした方が良いのでBCS(ボディ・コンディション・スコア)を参考にチェックした方が良いんですが、長毛でモフモウフしたメインクーンを素人がBCSで判断するのは難しいかもしれません。心配なようなら動物病院に検診に行くか、譲り受けたブリーダーに写真を送って相談してみるのも良いでしょう。

 

遺伝的な好発疾患

ここからはメインクーンが遺伝的・体の特徴から好発し易い病気についてご紹介します。全体的に骨格系の病気が多く、成長速度が遅い=骨や関節が出来上がるのが遅い為に起こる病気が多い印象を受けます。ここでは簡単に病気について説明しています。詳しい資料やデータなどについては「メインクーンの病気」を参考にして下さい。

 

大腿骨頭すべり症(だいたいこっとう)

イーストラリア・ウィーン獣医科学大学が行った調査によると、この病気の発症率が猫全体で0.67%だったのに対してメインクーンでは8.17%だっという結果が出ています。骨盤と太ももの付け根の部分が滑ってしまい、痛みや運動量の低下を起こす病気です。1歳~2.5歳のオス・去勢・避妊手術(太り易くなり成長ホルモンの分泌が減る)・体重が発生因子として考えられています。

 

股関節形成不全(または股異形成とも言う)

メインクーンの他、ペルシャ・デボンレックス(小型種)・ヒマラヤンで多いとされていることからこの病気に関しては体重は関係なさそうです。ただ、肥満は炎症を悪化させる要因となるのでやはり肥満には気を付けた方が良いと言えます。歩行時に腰が左右にゆれる・座る際に後ろ脚をたためない・運動を嫌うなどの症状がみられた場合は炎症がかなり進んでいる可能性があります。早めに受診し獣医に相談しましょう。

 

肥大型心筋症

心臓にある4つの部屋の内、左心室の筋肉が厚くなってくることで1回で送れる血液の量が減ってしまう病気です。メインクーンの他にもアメショーやペルシャで多い病気で、その他に6~10歳・オスが好発因子としてあげられます。

 

シニア期の肥満

飼い主に対して行ったアンケート調査の結果11歳以上のメインクーンの内26.7%に活動量の低下がみられることが分かりました。あくまで「飼い主の認識」によるところが多いのではっきりと数値化することはできませんが、11歳以上に入って運動量が落ちてきたら、給餌量を調整し肥満を予防してあげる必要がありそうです。

 

眼瞼内反

メインクーンは一般的な猫に比べて眼瞼内反を10倍も起こしやすいことが分かりました。ペルシャの22.6倍に比べれば低い値ですが、前足を使って目を気にするようだったり、目やにが増えるなどの症状が見られたら受診してみましょう。縫合や切除が必要になりますが手術で簡単に治る病気です。

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です