僕はモデル体型だにゃ!
ご飯の量を勝手に減らされたら困るにゃ!
小太郎君みたいに手足が短い子もいれば胴が短い子もいるからBCS(ボディコンディションスコア)を元に体重より体系を見ながら給餌量を調整する方がいいわ。
ここでは「今の体重を維持するのに必要な給餌量の計算方法」をまとめてあるにゃ。
計算できたら体型を見ながらご飯の量を調整してにゃ。
目次
成猫(1~6歳)に与えるキャットフードの量と計算方法
- 完全な家猫で家の中でもあまり動かない大人しい子は「75」
- 外には出ないけど家の中で沢山遊ぶ子は「80」
- 外に出て散歩をしたり家の中でも走り回る活動的な子は「85」
成猫(1~6歳)の場合、体重に対して「75~85」の数字をかけて一日に必要なcal量を計算します。
3㎏×80=240㎉(一日に必要なcal量)
例2:体重5㎏で外にも出る子の場合
5㎏×85=425㎉(一日に必要なcal量)
これで成猫が一日に必要なcal量が分かりました。実際に「カナガンキャットフード(390㎉/100g)」と「オリジンキャットフード(406㎉/100g)」を使って、一日に必要なキャットフードの量を計算してみましょう。
成猫の体重(㎏) | 一日に必要なcal量 | カナガンを1日に与える量(g) | オリジンを1日に与える量(g) |
---|---|---|---|
3 | 225~240~255 | 58~62~65 | 55~59~63 |
4 | 300~320~340 | 77~82~87 | 74~79~84 |
5 | 375~400~425 | 96~103~109 | 92~99~105 |
6 | 450~480~510 | 115~123~131 | 111~118~126 |
7 | 525~560~595 | 135~144~153 | 129~138~147 |
※1日に与える量は左から「75・80・85」で計算しています。
成猫の場合、1日のご飯の回数は1~2回で大丈夫です。だらだら食いの子は1回、しっかりお皿を片付けるのであれば2回で上記の量を朝晩に分けてあげる感じになります。
子猫(2ヵ月~1歳)に与えるキャットフードの量と計算方法
- 生後2~4ヵ月は「200」
- 生後4~6カ月は「150」
- 生後6~8ヵ月は「100」
- 生後8か月以降は「1 成猫(1~6歳)に与えるキャットフードの量と計算方法」を参考に
子猫の場合は上記の数字を使ってカロリー量を計算していきます。生後8か月までは体を作る大切な時期なのでオリジンキャットフード(406㎉/100g)やカナガンキャットフード(390㎉/100g)などの高カロリーのフードか、「キトン」または「子猫用」と書かれたキャットフードを選びましょう。
1.5㎏×200=300㎉(一日に必要なcal量)
例2:生後5ヵ月で体重2.8㎏の子猫の場合
2.5㎏×150=420㎉(一日に必要なcal量)
月齢 | 子猫の体重(㎏) | 一日に必要なcal量 | カナガンを1日に与える量(g) | オリジンを1日に与える量(g) |
---|---|---|---|---|
3カ月 | 1.5 | 300 | 77 | 74 |
4か月 | 1.8 | 360 | 92 | 89 |
5カ月 | 2.5 | 375 | 96 | 92 |
7カ月 | 3 | 300 | 77 | 74 |
8か月 | 3.5 | 350 | 90 | 86 |
子猫の場合はまだ体や胃が小さく、一度に食べられる量が少ないので月齢によって3~6回に分けて与えます。2~4か月は5~6回・4~6カ月は3~4回・6カ月以降は2~3回となります。
老猫(7歳以上のシニア猫)に与えるキャットフードの量と計算方法
一般的なシニア猫は「60」をベースに計算します。とはいっても、6歳の時に食べていた量からいきなり減らす必要はありません。7歳を境に少しずつ運動量や代謝が落ちてくるので、見た目や体重が増えていなければ今まで食べていた量と同じで大丈夫です。
あなたが「太ってきたな」と思ったタイミングや、健康診断の際に獣医から「少しダイエットを」と言われたタイミングで少しずつ以下の量に減らしていけばよいでしょう。
4.5㎏×80=360㎉(一日に必要なcal量)
例2:体重3.8㎏のシニア猫の場合
3.8㎏×80=304㎉(一日に必要なcal量)
老猫の体重(㎏) | 一日に必要なcal量 | カナガンを1日に与える量(g) | オリジンを1日に与える量(g) |
---|---|---|---|
3 | 180 | 46 | 44 |
4 | 240 | 62 | 59 |
5 | 300 | 77 | 74 |
6 | 360 | 92 | 89 |
7 | 420 | 108 | 103 |
シニアの場合、食が細くなってきて一度に食べられる量が減ってくるケースがあります。「以前は完食してたのに最近残す」というような事が増えてきたら、それにあわせて1日3~4回に増やしてあげると良いでしょう。
- 急に量を減らさない
- 回数は1回で残すようなら1日3~4回に増やす
- 体重や体形、食欲を見ながら少しずつ変えていけば大丈夫
去勢・避妊手術をした猫に与えるキャットフードの量と計算方法
去勢や避妊手術をした子は繁殖器を失ったことで手術をしていない子と比べると1日のカロリー消費量が落ちる為、太り易くなります。なので去勢・避妊手術をおこなった子は「65」の数字を使って計算していきます。
その子によって術後のカロリー消費量やホルモンバランスの乱れ具合が異なるので、体系や体重の変化をみながら太り気味な子は「60」にしたり、ちょっと痩せてきてしまった子は「70」など調整してあげて下さい。
術後猫の体重(㎏) | 一日に必要なcal量 | カナガンを1日に与える量(g) | オリジンを1日に与える量(g) |
---|---|---|---|
3 | 195 | 50 | 48 |
4 | 260 | 67 | 64 |
5 | 325 | 83 | 80 |
6 | 390 | 100 | 96.1 |
7 | 455 | 117 | 112 |
去勢・避妊手術の有無で餌の回数に変化はありません。成猫・用猫・老猫の回数を参考にあげて下さい。
キャットフードをあげる量減らした方がいいのかな?