子猫のお風呂はいつから入れていいの?正しい入れ方・頻度は?

加奈子
ハカセー、子猫っていつからお風呂に入れるんですか?
得に保護した子猫って汚れてることが多いじゃないですか。
キャットフード博士
じゃあ子猫のお風呂の入れ方を動画を使って紹介しますね。
また、いつから入れて良いのか?頻度は?といった、子猫のお風呂事情についても詳しく解説しますね。
子猫を迎え入れた方・保護した方は参考にしてみて下さい。
小太郎
子猫は保護したタイミングによっては体温調整ができなくて、お風呂上りに体温が下がって死んじゃうこともあるにゃ。
初めて猫を保護した人は読んでにゃ!

 

子猫のお風呂の入れ方

お風呂に入れる前に爪は切っておきましょう。子猫と言えど体が濡れるのに慣れていない子はパニックになり易いですし、その際飼い主がケガをしやすいです。余計な抜け毛で排水溝が詰まり易いのでブラッシングして抜け毛をケアしておくのもスムーズにお風呂を入れるポイントです。

 

具体的な方法は「4 猫にシャンプーをする方法」にまとめたので参考にしてみて下さい。リンク先の記事ではシャワーを使ってシャンプーする方法をまとめてあります。ただ、シャワーの音を怖がる子もいます。子猫であれば大きさにもよりますが、洗面器でも十分にシャンプーが可能ですし、大きめの桶を用意しておくと成猫になっても使うことができます。

 

すすぎは丁寧にしないと皮膚炎などの原因になってしまうので、シャワーが楽ですがもし怖がって暴れるようなら小まめに桶の水を変えながら丁寧にすすいであげて下さい。タオルは2枚使って、「大体の水分を取る」のに1枚、「仕上げに1枚」使ってしっかりと水分を拭き取ってあげて下さい。まだ小さい内はキッチンペーパーでも良いでしょう。

 

ドライヤーは送風口を常にゆらして、風が一点に集中しないように気を付けて下さい。また、距離も十分に気を付けて下さい。子猫の内は得に体温調性が苦手なので充分に乾かしてからブラッシングで毛並みを整えてあげて完成です。

 

「小さい頃からお風呂に慣らす」という意味では「1 猫・子猫をしつける基本」を参考に、1回で全てをやろうとせずにまずはお風呂で遊ばせる、シャワーの音に慣れさせるといった具合に少しずつ慣れさせていくと良いです。肝心なのは嫌がったら続行せずに諦めてトラウマ化させないことです。

 

子猫のお風呂動画

元の動画はこちら

 

youtube上にはブラシやコームを使ってお風呂に入れる動画などもアップされていますが、基本的に猫は水に濡れることを極端に嫌います。上記の動画はアップされている方の手際が良いということもありますが、この子猫自体かなり大人しいほうでこんなにきちんと洗わせてくれるケースは珍しいです。

 

基本的に嫌がる子は強引に続けず(トラウマになるとお風呂場に近づかなくなります)に、「優しく手早く理想は5分程度」で終わらせられるようにしましょう。

 

子猫のお風呂はいつから入れていいの?

ペットショップから来たなら既に生後3ヵ月頃になっているはずです。家に慣れれば(家の中を自由に行き来するようになってから)お風呂に入れても大丈夫です。家にきて直ぐは警戒心も強く、この時にお風呂に入れると「怖い中嫌なことをされた」とトラウマになってしまいます。

 

少なくとも家の中で自由に遊んだりできるくらい家に慣れてからお風呂に入れましょう。元野良の子猫はワクチン、ノミ・ダニの駆除が先です。ダニは種類にもよりますが吸血中にお風呂で擦ったりすると皮膚にダニの歯が残ってしまいますし、ノミに濡れたくらいじゃ死にません。

 

服に逃げたノミに気づかずに家の中で繁殖すると大変な目に合います。ワクチンはメリット・デメリットがあるので自分で納得した上で受ければ良いですが、ダニ・ノミ駆除は必須です。これらが終わって家に慣れたらお風呂に入れてあげましょう。「1 猫の月齢を調べる」を参考に生後3週間までは体温調性ができないので、お風呂はそれ以降にします。

 

その間にあまりに汚い・ニオイが気になる場合は、濡れタオルで拭いてあげたり水で濡らさずにできるシャンプーもあるのでそういったものをうまく利用してあげて下さい。

 

子猫のお風呂ってどのくらいの頻度で入れたらいいの?

汚れやニオイ・皮膚疾患の有無にもよりますが、本来健康な猫にとってはお風呂は不要な習慣です。どれだけ頻繁にお風呂に入れるとしても1ヵ月に1回程度にしてあげて下さい。あまり頻繁にお風呂に入れると必要以上に油分を失い皮膚のバリア機能が低下します。

 

また、「小さい頃からお風呂に入れれば慣れる」といった内容を見かけることもありますが、個体差によります。嫌がる子を何度もお風呂に入れることで、あなたに対する嫌悪感につながり、子猫との関係性にも影響しますし、子猫の性格そのものに支障をきたす恐れもあります。

 

皮膚疾患を除けば、猫は本来お風呂に入る必要はありません。ただ、「あまりに汚れた状態で家の中をうろうろして欲しくないですし、汚れた状態で布団や座布団に座って欲しくない」という気持ちはわかります。人間と一緒に暮らすので仕方ない(子猫には我慢をしてもらう)ことではありますが、猫にはストレスを与えているということを忘れてはいけません。

 

例えば、長毛種の子上手にトイレができずにおしり周りの毛にうんちが付いてしまうのであれば、おしり周りの毛だけハサミでカットしてあげればお風呂に入れる必要はなくなります。また、必ずしもお風呂に入れなくても濡れタオルで全身を拭いてあげたり、濡らさずにシャンプーができるスプレーなどもあるので検討してみて下さい。

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