子猫の爪切りはいつから始める?切り方は?暴れる時のコツ・頻度は?

加奈子
イタタタッ!
ちょっとコタロー!
爪切らせてよ!すっごい痛いんだから!!
小太郎
いつ他の猫と喧嘩になるか分からないし、天敵に襲われるかもしれないにゃ。
その時に武器が無いと困るにゃ!
加奈子
あんた家猫でしょ!?
外にだって怖がって出ないじゃない!
キャットフード博士
まぁまぁ加奈子さん。
もしかしたら加奈子さんの切り方に問題があるかもしれませんよ。
ここでは、子猫の爪切りに関する内容をまとめました。
子猫の爪切りはいつから始めたらよいのか?実際の切り方・暴れる場合のコツ・切らないと病気になるのか?など、子猫の爪切りで良く聞く問題について詳しくまとめました。
子猫を飼い始めた方は参考にしてみて下さい。

 

子猫の爪切りはいつからはじめる?時期は?

子猫は生まれた時から既に爪が生えていますが、生後すぐはまだ爪が柔らかく自分で出したりひっこめたりすることはできません。 生後1ヵ月頃に爪が硬くなってくるのでそのくらいの時期から 爪切りに慣らしていくと良いでしょう。但し、「切り方」でも書きましたが、子猫の爪は小さく血管(爪の付け根にある「クイック」)までの距離が短いので、先端のとがった部分を切り落とすだけにしておきましょう。

 

子猫の爪の切り方【動画】

元動画はこちら

 

こちらは動物病院での爪切り動画です。獣医さんなのでとても手際がよく、猫が嫌がる前に爪切りが終わってしまいます。ただ、獣医さんなのでけっこう深く切っていますが、初めて切る方はこんなに深く切ろうとすると失敗して爪の根本にある血管や神経を切ってしまう可能性もあります。

 

元動画はこちら

 

切る長さとしてはこれくらい(先のとがった部分3ミリくらい)で充分です。この子はかなり大人しく切らせてくれていますが、猫を座らせて、後ろから人の体で覆うようにして切った方が恐怖心が少なく、大人しく切らせてくれ易いので試してみて下さい。同時に「6 子猫の爪を切るコツ」もチェックしてみて下さい。

 

あと、4本の爪の内側(少しひじ側に下がったところ)に親指の爪があるのでそれも忘れずにカットしてあげて下さい。ここは使用頻度が少ないので4本と比べるとやや伸びるスピードが遅いです。

 

爪を切らないと病気になる?

猫の爪は基本的には一定の長さまでしか伸びません。この「基本的に」という条件は「爪とぎをしているか」です。猫の爪は古くなると外側から向けていき、内側から新しく鋭い爪が出てきます。なので爪とぎをしているなら問題ありません。但し、シニア猫になるにつれて爪とぎをしなくなります。爪とぎをしなくなると古い爪が取れずにどんどんと爪が厚くなっていき、巻き爪状態になり痛みを伴います。

 

もし巻き爪状態になってしまっても、定期的に爪を切っていくと古い爪が剥がれて元に戻りますが、痛みが出る前にケアしてあげたいですよね。また、長さは一定までしか伸びませんが、体を掻く時に痒みが強い部分はどうしても強く掻くので皮膚を傷つけてしまい、感染症を起こす可能性もあります。

 

これに関しては猫用の「ネイルキャップ(上記画像)」というものが売っているので検討してみると良いかもしれません。ただ、「ネイルキャップ」はもともと猫自身の引っかき傷を予防する目的で作られているので、装着するにあたって爪切りが必要ですが、ネイルキャップが取れるまで4~6週と長い期間爪切りから解放されます。

 

なので、見いていて自分で爪とぎをしているようなら爪を切らなくても問題ありません。「うちの子は爪をたてたりしないし、爪とぎもしているし、何より爪切りを嫌がるからあまり爪切りをしたくない」ということであれば、わざわざ切る必要はありません。但し、来客に対して万が一爪をたててしまい傷つけてしまわないよう、来客時は別の部屋で隔離するなどの対策はした方が良いと思います。

 

子猫が爪切りの際に暴れてしまう場合

  • 寝てる内に切る
  • 爪切りをしつける
  • 動物病院で切ってもらう

 

寝ている間はけっこう大人しいので切り易いです。ただ、眠りの深さにもよりますが2~3本切ると起きてしまうことが多いので、1度で全部の爪を切ろうとせず、起きたらまた寝るまで待ってから爪切りを再開すると双方にストレスが少なく爪切りができます。

 

長期戦になりますが「猫のしつけ」を参考に子猫の内から爪切りをしつけていくと将来的には簡単に爪が切れるようになります。具体的には、猫は指先に触れられることを嫌います。まずは指先に触れたり・爪を出し入れしても怒らなくなるようにしつけ、徐々にステップアップしていくと良いでしょう。

 

サロンや病院にもよりますが、爪切りだけなら1回500円程度でカットしてくれるので動物病院やサロンでカットしてもらうのも良いでしょう。ただ、爪は結構伸びるのが早いので病院やサロンに頻繁に通うとなるとそれはそれでストレスになってしまいます。

 

子猫の爪てどれくらいの頻度で切ったらいいの?

成猫とは違い、子猫の内は体と同様に爪が伸びるスピードも速いです。1週間~10日でほとんど元の状態に戻ってしまうのでこれくらいの頻度でチェック・切っていくことになりますね。血管(クイック)ギリギリまで切ればもう少し期間が伸びますが、あまり無理をせず当サイトが推奨するように先っぽ3ミリくらいを切るようにしましょう。

 

「そんなんで意味あるの?」と思うかもしれませんが、先のとがった部分をカットするだけで爪で引っかかれた際のダメージはかなり減ります。肝心なのは爪であなたや家族・来客がダメージを負わないことです。双方のストレスが最小限になるように努力しましょう。

 

子猫の爪を切るコツ

  • 手早く(両手で5分以内)
  • あまり強く握りすぎない(強く触られるのを嫌う)
  • 嫌がるようならすぐやめる(トラウマ化させない)
  • 寝てる内に切る
  • クイック(血管や神経)を絶対に傷つけない
  • 正面からではなく、後ろから抱くような感じでやる(上記画像を参照)

 

猫はもともと手足に触られることを好みません。爪を切っている間は子猫が我慢してくれているということを忘れずに、嫌がったら深追いせずにやめましょう。大事なのは「爪切りをトラウマ化させない事」です。特に、爪の根本にあるクイックを傷つけてしまうと痛さからトラウマ化し、爪切りをさせてくれなくなる子もいるので十分注意して下さい。

 

子猫の爪を切る時って人間用の爪切りを使ってもいいの?

 人間用でも問題ありません。 ただ、猫用の爪切りの方がカーブがかかっていて爪先の視認性が良くなっていたりするので、使ってみると「猫用爪切りの方が良いかも」と思うかもしれません。既に人間用の爪切りを使っていて、特に不満が無いようならそのまま人間用を使って問題ありません。

 

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