この時期は食べカスが詰まり易くて歯周病になり易いにゃ!
歯磨きも小さい内からやった方が慣れやすいから是非歯磨きの習慣を着けて欲しいにゃ!
目次
子猫が乳歯から永久歯に生え変わる時期やタイミングは?
子猫の歯が乳歯から 永久歯に生え変わる(永久歯が生え揃う)時期は生後5~6か月 になります。ただ、早い子では生後3ヵ月から永久歯が生えてきますし、大型種(メインクーンやラグドール)の場合は生後6ヵ月頃から生え変わりが始まることもあるようです。
大型の純血種以外はだいたい生後5~6ヵ月で永久歯に生え変わっていると考えて良いでしょう。乳歯の隣に永久歯が生えてきて、永久歯がある程度の長さになる頃に乳歯が抜けます。永久歯が生え始めてから1~2ヵ月程度で乳歯が全て抜けて永久歯に生え変わります。
なので短期間ではありますが前歯が二枚歯になったり犬歯が2本揃って生えた状態になります。基本的には自然に乳歯が抜けるので放っておいて構いませんが、もし純血の大型種以外で生後7か月を迎えても乳歯が残っている場合は獣医に相談してみましょう。
「3 子猫の乳歯が抜けないとどうなるの?」で紹介していますが、犬と比べると猫では少ないですが「乳歯遺残」という病気になる可能性があります。
子猫にこんな変化が見られたら乳歯から生え変わりの合図
- 前足でしきりに口を擦る
- 手あたり次第になんでも噛む
- 歯茎からの出血
- 口をクチャクチャさせている
- よだれが増える
- 口臭が気になる
どれも子猫の口に異常がある時に見られるサインで、違和感や痛み・むず痒さを感じることから上記のような仕草が目立ってきます。「口臭」に関しては、短期間ではありますが二枚歯の状態になり、乳歯と永久歯の間に食べかすが詰まる為に起こります。
基本的には乳歯が抜け落ちてしまえば元の状態に戻りますが、気になるようならこの頃から歯磨きに慣らしておいてあげると良いでしょう。但し、歯磨きガムやデンタルケアができるおやつはまだ固すぎるので止めておきましょう。
それから、手や足に噛みついてくることが増えますが、固すぎない布製のおもちゃなどを与えましょう。この時期に好きなように手を噛ませたり手で遊んでいると将来「手を噛んだり遊んだりして良い」と学習してしまい後々のしつけが大変になります。詳しくは「1 子猫が痛いほど噛む理由としつけ対策」を参考にして下さい。
子猫の乳歯が抜けないとどうなるの?
乳歯が抜けないまま放っておくと「乳歯遺残」という病気になり、乳歯が邪魔で永久歯が本来生えるべき場所からズレて生えてしまいます。これが原因でかみ合わせが悪くなったり、乳歯と永久歯は並んで生えているので食べかすが詰まり易く歯周病の原因にもなります。
もし数えることが可能であれば乳歯は26本・永久歯に生え変わると全部で30本なので生後7ヵ月頃に乳歯が残っていないかチェックしてみましょう。生後5~6ヵ月だと避妊・去勢手術やワクチンのブースターの時期とも重なるので獣医に相談してみましょう。
避妊手術は全身麻酔を必要とするので、同時に抜歯することができます。全身麻酔だと1回1万円程度かかるので別々にやるよりもお得になります。もし生後6ヵ月を過ぎても乳歯が抜けない場合は、完全室内飼いであれば避妊・去勢手術を生後7か月頃まで待ってから行っても良いでしょう。
まだ乳歯なのに口が臭いんだけどもしかして虫歯?
猫の場合、「虫歯」になることはありません。歯周病も考えられますが、永久歯に生え変わる時期は一時的に二枚歯になるタイミングがあります。乳歯のすぐ隣に永久歯が生えてくるので食べカスが詰まり易い時期です。可能であれば歯磨きをして食べかすを取り除いてあげて下さい。
そのまま放置しておくと虫歯にはなりませんが歯周病のリスクは上がります。通常は永久歯が生え始めてから1~2ヵ月で乳歯が自然と抜け落ちます。乳歯と永久歯が完全に隣だって生えるのはせいぜい1週間程度でこの時期は軽度の歯周病(歯茎の腫れ)が見られることも珍しくはありません。
指にガーゼを巻いて磨くだけでは、乳歯と永久歯の間に挟まった食べカスを取り除くのは難しいです。乳歯と永久歯が並んで生えているところだけでも歯磨きしてあげると臭いも抑えられます。小さいうちから歯ブラシに慣らしておくと後々の歯磨きもスムーズに行えるので「猫の歯磨き」を参考に練習も兼ねてトレーニングしてみましょう。
子猫の思い出をケースで保存!乳歯の為の専用ケース
出典:楽天市場
最近では抜けた乳歯を 成長の証としてケースに入れて保存 しておく方もいるようです。乳歯ってご飯と一緒に飲み込んでしまうケースが多いので飼い主さんが常に意識していないと見つかりません。飲み込んでもうんちと一緒に出てくるので問題はありません。
- 噛んで遊んでいたおもちゃに付いていた
- 水を飲むお皿に落ちていた
- 床に落ちていた
- 吐き出す瞬間を見た
見つけた方の話しを聞いていると上記のような時に抜けた乳歯を見つけることが多いようです。ただ、最後の吐き出す瞬間を目撃するのはかなりレアなケースです。話しが反れましたが、ケースには名前のを入れられたり、上記以外の形状もあります。中には抜けたヒゲを入れておくケースなんてものもありました。
乳歯が抜けない時の対処法、乳歯なのに口臭が酷い原因など子猫の乳歯に関する情報をまとめました。
子猫を迎えた方は参考にしてみて下さい。