ベンガルの子猫の販売価格・値段は?購入時の注意点まとめ

加奈子
ハカセー、ヒョウ柄猫の赤ちゃんっていくらくらいするの?
キャットフード博士
あぁ、ベンガルのことですね!
じゃあベンガルの子猫の販売価格・値段と購入時の注意点についてご説明しますね。
小太郎
ベンガルは人気種だからショップやブリーダーによって値段にけっこうバラつくにゃ。
里親の募集も多いから譲渡会や里親募集サイトなんかもチェックしてみて欲しいにゃ。

 

ベンガル(子猫)の価格相場はいくらくらい?

ベンガルの子猫の価格相場はだいたい10~25万円程度が多いです。一般的にはペットショップから購入するよりもブリーダーから購入する方が安いと言われていますが、今回調べた結果では ベンガルの子猫に関してはペットショップの方が安く購入できる ことが分かりました。

 

とはいっても、ブリーダーは「制約済み」や「価格を表示していない」ケースが多く、調べた数があまりに少ないので、参考にできるかどうかはあなたの判断となります。親猫の血筋(ショーの受賞歴の有無)などに特別なこだわりが無ければ、ペットショップで安い子を譲り受けても良いでしょう。

 

ベンガルの赤ちゃんのペットショップでの販売価格は?

 

価格帯 ショップA ショップB ショップC
9.9万円以下 9
10~14.9万円 6 6 26
15~19.9万円 19 6 5
20万円以上 20 6

 

上記では実際にインターネットでベンガルを販売しているペットショップの価格帯を調べてみました。これをみるとショップによってかなり値段に差があることが分かりますが、ペットショップでのベンガルの価格相場としては10万円から25万円程度が最も多い結果になりました。

 

中には希少な「ホワイト」の子が45万円で売られているショップもありました。普通に10万円以下で販売しているショップもありましたが、他2店舗では10万円を切る子が見られませんでした。なので探せば10万円以下で迎えることも可能です。

 

ただ、価格が安い子を迎える際は「なぜ他の子と比べて安くなっているのか?」ということを直接ショップに聞いて、納得できる回答があってから購入を決めましょう。安すぎる子は先天性の疾患を抱えていることもあるので注意が必要です。

 

また、ショップAに関してはブリーダー数名が登録しているショップサイトなので実質ブリーダー価格と見て良いかもしれません。

 

ブリーダーからベンガルの子猫を購入する場合の平均価格は?

価格帯 ブリーダーA ブリーダーB
10~14.9万円 2
15~19.9万円 5 1
20~24.9万円 4 4
25~30万円 1 3

 

一般的にはブリーダーから直接購入する方が安いと言われていますが、上記のデータだけを見るとそうとも言い切れませんね。また、調べた時期も悪かったのか、「制約済み」が多かったことと、「値段を表示していない」ブリーダーも多かったです。

 

2 ベンガルの赤ちゃんのペットショップでの販売価格は?」でも紹介したように、最近はブリーダーが複数登録しているブリーダーサイトみたいなショップもあるので、そういったところの方がブリーダー同士の価格競争みたいなものがあって、安く購入できるのかもしれませんね。

 

調査数が少ないので確実には言えませんが、ベンガルの子猫をブリーダーから譲り受ける場合は20~25万円程度を見ていた方が良いでしょう。

 

ベンガルの子猫は人気種だから里親(譲渡)制度も視野に入れて!

ベンガルは人気種ということもあり、里親募集や譲渡会に出ている子猫も少なくありません。里親制度や譲渡会もいくつか種類があり、任意団体が行っているものからブリーダーが格安で行っている場合もあります。

 

勿論、ブリーダーの里親募集を除くと「ベンガルの子猫」の里親募集は少ないですが、、無料で譲り受けることができる里親募集サイトでも ベンガルの子猫の里親を募集しているケースがあります。 ただ、この場合は血統書の発行はあまり期待できません。

 

無料で譲り受けることができる里親募集サイトでは圧倒的に成猫の募集が多いんですが、成猫の場合、現オーナーが購入した際の血統書などを貰えるケースもあるので、調べてみると良いでしょう。現オーナーの意向もあり結構条件が付いていることもあります。

 

例えば、「2匹一緒に」とか「事前にお宅訪問させてもらって飼育環境を見せて」や「車で届けるから交通費だけ下さい」などなど。ただ、安くても数万円はするベンガルの純血種をほぼ無料で譲り受けることを考えれば安いものだと思います。

 

ベンガルの性格・特徴」にもまとめましたが、見た目の割に大人しいとしてよく紹介されていますが、性格には個体差もあるのでその子がどんな子なのか、現オーナーに直接聞けるのも里親募集サイトの良いところです。

 

是非、里親募集サイトも1つだけではなく、いくつかのサイトを見てみて下さい。「平成27年度の猫の殺処分数は67,091頭(出典:動物の愛護と適切な管理)」です。

 

ベンガルを購入する際の注意点まとめ

ここからはベンガルを迎えるにあたってもう一度見直して欲しい注意点をまとめました。当サイトとしてはベンガルを飼うことに対して反対する意図はありません。あくまで最後まで責任をもって看取れる方に迎え入れて欲しいと思っているだけです。

 

餌代がかかる

ベンガルは普通のイエネコと比べると背骨の節が一つ多く、やや大きくなる種類です。個体差はありますが体重は3~8㎏までとされているので、オスで大きくなる子は7~8㎏になる可能性もあると考えて良いでしょう。その際、問題になってくるのが餌代です。

 

一般的な猫の体重が3.5~4.5㎏と言われているので、最大で普通の猫の倍の餌代がかかることになります。10㎏以上の大袋やブリーダーパックなど、安く購入できるものもありますが、開封から1ヵ月程度で食べきるか、酸化の心配があるので適切な保管が必須となり手間がかかります。

 

ホームセンターなどで販売している激安フードは穀物に鶏の羽や骨粉などをまぜたレベルのものもあり、筋肉質で大きな体のベンガルにはおすすめできません。多頭飼いならブリーダーパックなども短期間で消費できるかもしれませんが、1頭飼いだと必然的に割高の通常サイズを購入するしかありません。

 

体重や、キャットフードの質にもよりますが1㎏あたり千円のフードを買うとしても1ヵ月あたり2~3千円の出費となります。年間で2万4千~3万6千円、これがだいたい15年続きます。遺伝する病気は少ない種類ですが、病気をすればプラスで医療費もかかります。

 

ベンガルを飼うにあたって、本当に家計的に余裕があるのか今一度シュミレーションしてみましょう。里親募集の理由の中には「金銭的に飼うのが難しくなった」という理由も少なくありません。

 

ワンルーム・一人暮らしはあきらめた方が良いかも

ベンガルは「イエネコ」と「ヤマネコ」の交配から生まれた種類で、体は大きくなりますが運動能力が非常に高く、純血種の中でも運動量が豊富です。ワンルームマンションにキャットツリーだけでは少々運動不足が心配です。

 

また、ベンガルはマイペースな部分もあり、自分にとって適さない環境下ではストレスを抱えやすいとも言われています。ワンルームで一人暮らしだと「日中も遊んで貰えず活動エリアも狭いので慢性的にストレスを抱える可能性」もあります。

 

ワンルームでベンガルを飼うならキャットツリーは必須と考えて下さい。キャットウォークはあれば理想的です。「ヤマネコ」の血が入っているので、高い所に登ったり高い所から周辺の様子を伺うことが得に好きな種類です。

 

「ワンルームだけどキャットツリーは場所を取るからちょっと…」という時点で、ベンガルを飼うのはあきらめた方が良いでしょう。そもそも自分の生活を重視するのであれば、ベンガルに限らず猫を飼うのも考え直した方が良いでしょう。

 

キャットウォークがあるとワンルームマンションでも運動量の確保に期待が持てますが、部屋を改造してしまうと退去時に大家と揉めることもあるので、もしキャットウォークを設置するとしても事前に大家やマンションオーナーに確認してからにしましょう。

 

猫アレルギー

ベンガルは時に「猫アレルギーを起こしにくい種類」として紹介されることがあります。確かに純血種の中で、人が「猫アレルギーを起こしにくい種類」は存在して、その中にベンガルも含まれています。但し、理由については正確に分かっていません。

 

「抜け毛が少ない」や「フケなどのアレルゲンが少ない」などと言われていますが、理由は分かっていませんし、「起こしにくい」だけで人がアレルギーを発症することもあります。(実際に里親募集サイトでもベンガルで猫アレルギーが出て募集しているケースがあります)

 

猫と暮らしたい気持ちを否定するつもりはありませんが、変な期待をせずに何日かペットショップに通って家族みんなで抱かせて貰うなどして、家族みんながベンガルを迎えられる体質なのかきちんと調べてみることをおすすめします。

 

最後に

ベンガルは「見た目の割に大人しい」と紹介されることが多いですが、あくまで見た目のワイルドさに対する評価です。非常に運動量が多く、運動能力も高いので一度遊び始めると家中が遊び場となります。(もちろん個体差はありますが)

 

「イエネコ」の血が入っているので人に対してもすぐに慣れますし、来客に対してもすぐに打ち解けられる個体が多いですが、ペルシャのように窓辺から一日外を眺めて過ごせるような大人しさはありません。何度も書きますが、「見た目の割には大人しい」だけです。

 

また、先住猫や犬に対しても打ち解け易いと言われていますが、個体差による性格の違いもありますし、相性の問題もあります。ベンガルが良くても先住猫や犬が気に入らない場合もあります。(これも里親募集サイトでけっこうある募集理由)

 

色々心配しすぎても飼えなくなってしまいますが、里親募集サイトを見ていてあまりに自分勝手な理由で里親募集されている子を見るとどうしても色々書きたくなってしまうんです。お気を悪くされた申し訳ありません。

 

あれもこれも書きましたが、ベンガルは純血種としては体が丈夫で病気も少ない種類です。寿命もやや長めなので一緒に過ごせる時間も長く、飼いやすい猫と言えます。広い家でのびのびと育ててあげて欲しいと思います。

 

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