体重って骨格や体格によって変わるからね。
だから平均体重は参考程度に考えて、BCSを元に体型を管理する方がいいにゃ!
アメリカンショートヘアの平均体重の推移【月齢別】
月齢 | 平均体重 |
---|---|
生後3か月 | 1~1.5㎏ |
生後4か月 | 1.3~2㎏ |
生後5か月 | 1.8~2.5㎏ |
生後6か月 | 2~3㎏ |
生後7か月 | 2.5~3.5㎏ |
生後8か月 | 2.5~4㎏ |
生後9か月 | 3~4㎏ |
生後1年 | 4~6㎏ |
アメリカンショートヘアの月齢毎の平均体重は上記のようなイメージになります。ただ、※猫の純血種には犬のように「適正体重」や「標準(スタンダード)体重」みたいなものはありません。骨格や体の大きさによってベストな体重が変わってくる為です。
なので上記の数値はあくまで参考程度にして頂き、 6か月頃までは子猫が欲しがるだけ食べさせて大丈夫 です。6か月頃に最初のワクチンのタイミングになるのでその際、獣医に体重を確認し「太り気味と言われたらキトン(子猫用)から成猫用に切り替え」、「痩せ気味と言われたら引き続きキトン(子猫用)」を与えると良いでしょう。
「とにかく今知りたい!」という方は「3 太りすぎ・痩せすぎをチェックする方法」を参考にしてみて下さい。これでも分からなければ病院にいき獣医に判断してもらうしかありません。
※CFAなど猫の品種登録を行っている団体ではキャットショーを行っており、ショーの中では適正体重が決まっている種類もいます。ただCFA・TICAが示すアメリカンショートヘアの基準の中には体重の項目はありません。
アメリカンショートヘアの平均体重【性別】
- オスの平均体重:4~7㎏
- メスの平均体重:3~6㎏
上記についてもあくまで平均体重なので上記の範囲に収まらないからといって不安になる必要はありません。 「平均体重よりも体格を参考にすべき」 です。人も身長が高い人の方が体重は重くなります。猫も同様に骨が太い子・胴が長い子などその子によって体格が変わります。
雑種とは違いアメリカンショートヘアの純血種であればある程度は似た体格(セミコビー)になりますが、それでも体格は少しずつ違ってきます。例えば、年齢・性別によっても変わりますが、ヒトの場合身長1㎝に対して体重は0.8㎏程度変わります。
猫の場合も同様で、胴の長さが1㎝伸びればその分若干ではありますが手足や尻尾も伸びるのでその分体重も増えます。つまり平均体重を気にするということはヒトで言えば大きい人も小さい人もいるのに身長はそっちのけで平均体重だけを意識していることになります。
太りすぎ・痩せすぎをチェックする方法
出典:日本ヒルズコルゲート株式会社
上記はサイエンスダイエットを製造・販売する日本ヒルズコルゲート社が提供しているBSC(ボディ・コンディション・スコア)です。上記以外にもロイヤルカナンなどもBCSを出しています。BCSを元にすれば 体重ではなく体格を元に肥満か痩せているかの判断をすることができます。
動物病院でオリジナルのBSCを作っているところもありますが、だいたいヒルズかロイヤルカナンが出しているBSCを元に作ったものが多いです。これも一つの指標でしかありませんが、動物病院で体重だけで「太っている・痩せている」という獣医は信ぴょう性に欠けます。(今時あまりいないとは思いますが)
上記を参考にしても「やっぱり不安」という方は一度獣医に見て貰うのが良いでしょう。恐らく掲示板などで相談をしてもその子を直接診断できる状態でない人では適切なアドバイスは期待できません。
月齢毎やオス・メスの体重差についてもまとめましたので参考にしてみて下さい。
特に1歳未満の飼い主さんが「うちの子太りすぎ?痩せすぎ?」と気にする方が多いのでそういった方は参考にしてみて下さい。