


ここでは「食物アレルギーの子がどんな基準でキャットフードを選べばいいか?」実際、どんなキャットフードがおすすめなのか?をまとめたにゃ!
目次
アレルギー用キャットフードを選ぶ上で大切な3つのポイント
ここからは食物アレルギーに悩む子のキャットフードを選ぶ上で、重要になるポイントを3つにまとめました。食物アレルギーはその子の体質的な問題です。薬で症状を抑えることもできますが、対症療法に過ぎません。症状を起こさない為には原因となる食材を与えないことが重要です。
アレルギー対策には蛋白源を限定したフードを選ぶ
どのたんぱく質に対してアレルギーを起こすのか、血液検査でも分かりますが平均して2~3万円の費用がかかります。しかも2017年時点において、検査の精度もまだ低いと言われています。まずは今あげているフードの原材料表を確認し、最も多く含まれるたんぱく源を把握しましょう。
トリ肉(チキン、ターキー)、トウモロコシ、米、コーングルテン、セルロース、チキンエキス、動物性油脂、植物性油脂、小麦、ミネラル類(カルシウム、ナトリウム、カリウム、クロライド、銅、鉄、マンガン、セレン、亜鉛、イオウ、ヨウ素)、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、C、D3、E、ベータカロテン、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチン、コリン)、アミノ酸類(タウリン、メチオニン)、カルニチン、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物、緑茶抽出物)
例えば、上記を元に見ていくと最も多いたんぱく源は赤字の「トリ肉(チキン、ターキー)」です。青字は穀物ですが、穀物にもたんぱく質が含まれていて、穀物のたんぱく質にもアレルギー反応を起こす子がいます。
上記の場合であれば、まずは「チキンとターキー」以外の肉(魚やラム)を使ったフードを選ぶと良いでしょう。また、メインの たんぱく源(肉や魚)は1種類だけのもの を選びます。これはたんぱく源が複数含まれていると、どのたんぱく源に反応しているのか分からなくなる為です。
なので「ミートミール」や「家禽ミール」・「白身魚」・「フィッシュミール」など、たんぱく源が特定できないものを使用しているフードは避けるべきです。「チキンミール」のようにたんぱく源が特定できるものは大丈夫です。
完全なグレインフリー(穀物不使用)を選ぶ
- 完全なグレインフリー:◎
- 3大穀物不使用:〇
- 穀物を使用:×
穀物にもたんぱく質が含まれていて食物アレルギーを起こす可能性があります。特にリスクが高いのは3大穀物である「小麦・トウモロコシ・大豆」です。ですが大麦なども小麦とたんぱく質の構造が近く、小麦がダメな子は大麦も止めた方が良いと言われています。
肉食動物の猫にとって穀物は消化に良い食材とは言えませんが、穀物にアレルギーが無い子であれば食べても問題ありません。ただ、アレルゲンの特定が難しいので可能性が高い穀物を抜くのは効果的と言えます。米は療法食にも使われるアレルギーを起こしにくい食材ですが、たんぱく質が含まれている以上、アレルギーの可能性を否定することはできません。
「オメガ3脂肪酸」が豊富なフードを選ぶ
多くのペットフードメーカーがキャットフードを作るうえで参考にしているAAFCO(米国飼料検査官協)が示す栄養基準では、オメガ6脂肪酸が必須栄養素とされていますが、オメガ3は必須栄養素に含まれていません。(子猫用には必須とされている)
また、オメガ3とオメガ6はバランスが重要でオメガ3:オメガ6の割合は「1:5~1:10」が望ましいとされています。ただし、最近の研究ではオメガ6脂肪酸はアレルギーや炎症を悪化させることが分かっています。
逆にオメガ3脂肪酸はアレルギーや炎症の抑制、血液をサラサラにするなどの効果があることが分かっています。オメガ3脂肪酸も過剰摂取によって免疫機能障害を起こしますが、キャットフードに含まれる量程度なら問題ありません。
主に青に多く含まれる栄養素なので 魚ベースのフードか、オメガ3脂肪酸の割合が多く含まれているもの を選ぶと良いでしょう。
アレルギー用キャットフードを3つのポイントで比較
メーカー名 | 動物性蛋白源の種類 | グレインフリー | オメガ3脂肪酸(%) |
---|---|---|---|
モグニャン | × | ◎ | 2.08 |
カナガン | 2 | ◎ | 0.82 |
シンプリー | × | ◎ | 3.89 |
ファインペッツ | 3 | 〇 | 0.4 |
ねこはぐ | 2 | 〇 | ― |
ジャガー | 5 | ◎ | 1.4 |
ファーストチョイス | 4 | × | 0.58 |
ロイヤルカナン | 2 | × | 0.63 |
サイエンスダイエット | 2 | × | 0.21 |
ナチュラルチョイス | 2 | ◎ | ― |
メディファス | × | × | ― |
アイムス | × | × | ― |
ピュリナワン | × | × | ― |
ナチュラルバランス | 3 | 〇 | 0.5 |
アーテミス | 2 | 〇 | 0.6 |
カントリーロード | 2 | 〇 | ― |
シーバ | 2 | × | ― |
セレクトバランス | 1 | × | ― |
コンボ | × | × | ― |
ソリッドゴールド | × | 〇 | 1.0 |
フリスキー | × | × | ― |
キャラットミックス | × | × | ― |
銀のスプーン | × | × | ― |
ねこ元気 | × | × | ― |
ミオ | × | × | ― |
カルカン | 1 | × | ― |
ビューティープロ | × | × | ― |
モンプチ | × | × | ― |
懐石 | × | × | ― |
オリジン | 6 | ◎ | 1.2 |
ブルーバッファロー | 2 | 〇 | 0.3 |
アズミラ | 1 | × | 0.3 |
ドクターズケア | × | × | ― |
JPスタイル | × | × | 1.3 |
ドクターズダイエット | × | × | ― |
アカナ | 6 | ◎ | 2.2 |
※たんぱく質の「×」はたんぱく源が特定できない材料を使用しているものです。
※オメガ3脂肪酸は成分欄に記載があるもののみ表示しています。
アレルギー用キャットフードのおすすめランキング
モグニャンキャットフード

白身魚のみクリアで試せるキャットフード
モグニャンは「白身魚」を使用しているので、魚系がダメな子にはあげられません。ですが、肉系がNGで魚系が大丈夫という子なら安心してあげられるキャットフードです。キャットフード博士限定で初回購入価格が半額になるキャンペーンを行っているので、価格的にも試しやすいのが特徴です。
価格 | 【通常価格】3,960円/1.5㎏ 【キャットフード博士限定】初回購入価格が50%OFF |
---|---|
総合評価 | ![]() |
備考 | メイン食材は「白身魚(詳細不明)」/人口添加物不使用/完全なグレインフリー |
1㎏あたりの価格 | 動物性たんぱく源の数 | グレインフリー |
---|---|---|
2,640円 | 1種+α | 完全な穀物不使用 |
オメガ3脂肪酸 | 酸化防止剤 | 着色料 |
2.08% | ミックストコフェロール(ビタミンE) | 不使用 |
保存料 | 香料 | ライフステージ |
不使用 | 不使用 | 全ライフステージ対応 |
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モグニャンキャットフードは「白身魚」を使用しているので、たんぱく源の特定ができません。ですがオメガ3も豊富・完全なグレインフリー・初回半額で試しやすいなど、魚系に問題が無い子であれば最もおすすめのアレルギー用フードです。
シンプリーキャットフード

魚が大丈夫ならおすすめのアレルギー用キャットフード
シンプリーキャットフードはオメガ3脂肪酸が豊富で、完全な穀物不使用の魚ベースのキャットフードです。「白身魚」の中身が気になりますが、魚系が大丈夫な子ならおすすめのキャットフードです。アレルギーの原因になることもある人口添加物(保存料・着色・香料)も無添加です。
価格 | 【通常価格】3,960円/1.5㎏ |
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総合評価 | ![]() |
備考 | 主な蛋白源はサーモン・ニシン・白身魚・マス/人口添加物無添加/オメガ3脂肪酸が豊富 |
1㎏あたりの価格 | 動物性たんぱく源の数 | グレインフリー |
---|---|---|
2,640円 | 4種+α | 完全な穀物不使用 |
オメガ3脂肪酸 | 酸化防止剤 | 着色料 |
3.89% | ミックストコフェロール(ビタミンE) | 不使用 |
保存料 | 香料 | ライフステージ |
不使用 | 不使用 | 全ライフステージ対応 |
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シンプリーは魚を全体の73%も使用しているので、魚に豊富なオメガ3脂肪酸がたくさん含まれています。オメガ3脂肪酸の抗炎症作用でステロイド薬の使用量を減らせた(Saevik 2004)という報告もあり、まだ魚系フードを試していない子におすすめのアレルギー用フードです。
カナガンキャットフード

チキン系が大丈夫ならおすすめのキャットフード
カナガンキャットフードはチキンと全卵を使ったキャットフードです。全卵は全体の4%なのでそれほど多くはありませんが、卵も食物アレルギーを起こしやすいと言われる食材なのでチェックしておきましょう。オメガ3脂肪酸は高いとは言えませんが、完全な穀物不使用でおすすめのチキン系キャットフードです。
価格 | 【通常価格】3,960円/1.5㎏ |
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総合評価 | ![]() |
備考 | メイン食材はチキンと全卵/完全な穀物不使用/オメガ3脂肪酸は多い方 |
1㎏あたりの価格 | 動物性たんぱく質の数 | グレインフリー |
---|---|---|
2,640円 | 2種 | 完全な穀物不使用 |
オメガ3脂肪酸 | 酸化防止剤 | 着色料 |
0.82% | ミックストコフェロール(ビタミンE) | 不使用 |
保存料 | 香料 | ライフステージ |
不使用 | 不使用 | 全ライフステージ対応 |
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カナガンキャットフードはチキンの使用量が全体の60%を超えます。アレルギー体質の子は他の食材に対してもアレルギーを起こす可能性があるので、チキンが大丈夫でもカナガンだけを食べ続けるとチキンにもアレルギーが出る可能性があります。ローテーションが良いでしょう。
ナチュラルチョイス 穀物フリー アダルトサーモン

リーズナブルなグレインフリーフード
ナチュラルチョイスにはいくつか種類がありますが、グレインフリーシリーズは完全な穀物不使用なので穀物系のアレルギーが心配な子におすすめです。一般的なグレインフリーフードと比べると、比較的リーズナブルで試しやすく、ホームセンターなどでも見かけることが多いです。
価格 | 【楽天参照価格】3,100円/2.0㎏ |
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総合評価 | ![]() |
備考 | メイン食材はサーモンとチキン/完全な穀物不使用では比較的安い |
1㎏あたりの価格 | 動物性たんぱく質の数 | グレインフリー |
---|---|---|
1,550円 | 2種 | 完全な穀物不使用 |
オメガ3脂肪酸 | 酸化防止剤 | 着色料 |
不明 | ミックストコフェロール(ビタミンE) | 不使用 |
保存料 | 香料 | ライフステージ |
不使用 | 不使用 | 全ライフステージ対応 |
ナチュラルチョイスの穀物フリーは「とりあえず穀物を抜いてみたい」という子におすすめです。チキンとサーモンがメイン食材なので、どちらかにアレルギーの可能性がある子は食べられません。
アカナキャットフード

魚系が大丈夫ならおすすめのアレルギー用フード
アカナのキャットフードは6種の魚を使用しています。ニシン・イワシ・カレイ・タラの使用量が多く、他にもシルバーヘイク(タラに近い)・メバルなどを使用しています。魚の使用量が多く、オメガ3脂肪酸が豊富なので、魚系が大丈夫ならおすすめしたいキャットフードです。
価格 | 【通常価格】6,264円/1.8㎏ |
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総合評価 | ![]() |
備考 | メイン食材は6種の魚/完全な穀物不使用/オメガ3脂肪酸も豊富 |
1㎏あたりの価格 | 動物性たんぱく質の数 | グレインフリー |
---|---|---|
3,480円 | 6種 | 完全な穀物不使用 |
オメガ3脂肪酸 | 酸化防止剤 | 着色料 |
2.2% | ビタミンEとローズマリー | 不使用 |
保存料 | 香料 | ライフステージ |
不使用 | 不使用 | 全ライフステージ対応 |
アカナキャットフードは340gの小分けパックもあるので試しやすいです。ただ、価格がかなり高いので常食にするには金銭的負担が大きいです。ローテーションに入れると良いでしょう。パシフィカ以外にもラムを使ったグラスランドや牛を使ったランチランドなどがあります。
アレルギー用キャットフードで良くある質問
ここからはシニア猫や高齢猫にキャットフードをお探しの方からよく頂く質問をまとめました。「猫がアレルギーを起こしやすい食材」など、アレルギー用のフードを選ぶうえでのポイントにもなる部分なので目を通してみて下さい。
猫のアレルギー症状の早期改善が期待できる療法食
メーカー | 商品名 | たんぱく源 | 炭水化物源 |
---|---|---|---|
ロイヤルカナン | 低分子プロテイン | 加水分解大豆タンパク | 米 |
セレクトプロテイン | ダック・加水分解タンパク(鶏・七面鳥) | 米 | |
アミノペプチド フォーミュラ | アミノ酸・オリゴペプチド | コーンスターチ | |
ヒルズ | 食物アレルギー&皮膚ケア | 米蛋白・加水分解チキン | 米 |
フォルツァ10 | デルモアクティブ | 魚粉・加水分解した魚たんぱく | 米 |
アニモンダ | インテグラ プロテクト アレルギーケア | うさぎ | ポテト |
ブルーバッファロー | HF | 加水分解サーモン | ポテト |
療法食は消化に良い半消化した(加水分解した)たんぱく質を使用している為、アレルギー反応を起こし難くなっています。ですが、療法食は症状を落ち着かせる・改善させる為に作られていて、栄養成分を見ると長期的にはあまり推奨できる内容になっていません。
その子の症状があまりに酷い場合は仕方ありませんが、突然の内容変更などで新しい療法食を食べなくなることも考えられます。長期的には特定のたんぱく質を抜く除去食試験で、食べられるたんぱく源を把握することをおすすめします。
ここではドライフードのみご紹介しましたが、ウェットフードも含めるとスペシフィックなどもあるのでより選択の幅が広がります。ただ、犬の資料ですが加水分解したたんぱく質であっても10~20%の子は元のたんぱく質にアレルギーがあった場合、反応が起こる可能性があるとも言われています。
猫がアレルギーを起こしやすい食材
食材 | アレルギーを起こした数(匹) | 全体の割合(%) |
---|---|---|
牛肉 | 14 | 18 |
魚 | 13 | 17 |
鶏肉 | 4 | 5 |
乳製品 | 3 | 4 |
小麦 | 3 | 4 |
トウモロコシ | 3 | 4 |
ラム肉 | 2 | 3 |
上記は2015年にドイツのチームが過去の「食事性アレルギー皮膚反応」に関する研究資料や論文などをまとめたところ、合計79頭の症例をもとに食物アレルギーを起こしやすい食材をまとめたものです。ただ、この研究はいくつか問題点もあります。
- 研究に参加した頭数が少ない
- 「食材を与えて症状が出た」ということしか確認していない
本当に食物アレルギーなのかを判断するのであれば、「可能性のある食材を一度抜いて症状が和らぐか確認(除去食試験)」し、そのうえでもう一度「食材を与えて反応が出るか確認する(負荷食試験)」必要があります。
ですが、資料の中では除去食試験を行った論文が1件あっただけだそうです。ただ、面白いことにその論文では牛肉・魚・鶏肉の反応が高かったようです。でも過去の資料なので仕方ありませんが、「魚」って赤身・白身・青魚・川魚とか色々種類があるのに「魚」とひとくくりにしたら反応が増えるのは当然じゃないですかね?
上記の資料の牛肉・鶏肉・ラム肉を足して「肉」とすれば20になりますからね、なので上記を元にアレルギー用のフードを探すのも良いですが、あまり過信する必要はありません。上記以外にも豚肉や卵・ウサギなども猫がアレルギーを起こしやすい食材という報告があります。
猫のアレルギー用フードを探す時は「交差反応」に注意
食材 | 交差反応がある食材 |
---|---|
牛肉 | 牛乳・羊肉・豚肉・馬肉・うさぎ・鶏肉 |
鶏肉 | 七面鳥・ウズラ・鶏の卵・うずらの卵 |
ミルク | チーズ・乳清・山羊乳 |
マメ | ピーナッツ・インゲンマメ |
コーン | サトウキビ・セイバンモロコシ |
小麦 | 大麦・ライ麦 |
七面鳥 | 鶏肉 |
穀草(ソルガム) | コーン・サトウキビ・セイバンモロコシ |
オートミール | ソバ |
ポテト | ピーマン・ナス |
マグロ | サケ・オヒョウ |
タラ | タラ科・ウナギ・サバ |
エンドウマメ | ピーナッツ・大豆・インゲンマメ |
ゴキブリ | 甲殻類(エビ・カニ) |
引用:The Vet Allergist SPECTRUM LAB.JAPAN Report Vol.13 荒井 延明
交差反応とは鶏肉にアレルギー反応が出る子が七面鳥でも反応してしまうことを言います。たんぱく構造が似ている為、体の免疫細胞が反応してしまうと考えられています。猫の交差反応をまとめた資料はありませんでしたが、上記を参考にすると良いでしょう。
食材によって交差反応が起こる確率も異なるので、こればかりは試してみないことには分かりません。ただ、「似たような食材はアレルギー反応を起こしやすい」ということを念頭に今まで食べたことが無い食材を使っているフードを選ぶと良いでしょう。
食物アレルギーの猫が見せる症状とは

- 痒がる
- 執拗に舐める
- 下痢
- 嘔吐
- お腹の張り
- お腹が鳴る
- 脱毛
主に上記のような症状が短時間(即時型)で現れます。かゆみや脱毛などの症状は頭から前足までに多いとされています。年齢的には「3カ月~4歳」をピークとする文献や「6カ月~2歳」がピークとしているものもあります。
共通して言えるのは若い内に出やすいということですが、10歳を過ぎてアレルギー症状が出ることもあるので、シニア猫だからアレルギーの心配がいらないということにはなりません。ただ、年齢に伴ってアレルギー反応が穏やかになっていくこともあります。
間違えやすい症状として食物不耐性があります。アレルギーと同様に下痢や嘔吐を起こし、「軽度の食物アレルギー症状」といった感じです。アレルギーは免疫が過剰に反応してしまう病気ですが、不耐性は食材の成分が体に合わない体質のことを言います。
例えば、猫は牛乳に含まれる乳糖をうまく分解する酵素を持っていない子が多く、そういった子が牛乳を飲むと下痢をします。食物不耐性も食物アレルギーと同様に少量なら問題が無いケースもあります。こう書くとかなり似ていますが、「アレルギーは免疫」・「食物不耐性は酵素がなくて体に合わない」といったイメージで大丈夫です。
最も効果ができるのは獣医から提案される加水分解タンパクを使った療法食です。たんぱく質の消化を良くする為に半消化状態にしたたんぱく質を使っているのでアレルギー反応が出にくく、8~9割の子のアレルギー反応が軽減したという報告もあります。
ただ、もっとも安く加水分解できる「塩酸」を使う方法では発がん性の可能性が怪しまれている物質が生成されることが分かっています。