「ロシアンブルーの性格・特徴ガイド」なぜ凶暴と言われるのか?

加奈子
ふむふむ。
へー、そうなんだぁ。
ゲッ!ロシアンブルーって凶暴な性格なんだ!?
小太郎
あれ、加奈子ちゃんが自分で調べものするなんて珍しいね。
どうしたにゃ?え、なに?
ロシアンブルーが凶暴?
また、そんな根も葉もない噂信じて…そんなんじゃいつか詐欺に合うにゃ。
博士にちゃんと教えて貰ってくるにゃ。
キャットフード博士
あら、加奈子さん。え?
「ロシアンブルーが凶暴なのか」って?
じゃあロシアンブルーの性格と特徴について詳しくご説明しますね。

 

ロシアンブルーの性格が凶暴と言われる理由

当サイトでロシアンブルーの性格が凶暴と言われる理由を調べてみましたが、原因と考えられるような文献やデータは見つかりませんでした。噂が独り歩きしたレベルと考えて良いでしょう。ただ、ロシアンブルーは女王様気質で自分から甘えるのは好きですが過剰に構われるのを好みません。

 

飼い主には従順と紹介されますが人見知りな子が多く、慣れるまでは距離を置かれ構おうものなら威嚇されることもあるでしょう。これは人見知りからくる恐怖の為で、決してロシアンブルーが凶暴な性格をしているという訳ではありません。恐らく、初対面の人がくるとどこかへ隠れてしまうはずです。

 

それを無理やり探し出してきて、強引に触ろうとすると初対面の人に対する警戒心から、初対面の人のところへ連れて行こうとする飼い主に対しても暴れてしまい、初対面の人の前に行っても常に逃げることを考え、凶暴化してしまうかもしれません。ですが、ロシアンブルーは初めて猫を飼う人でも飼いやすいとして次の様な特徴があります。

 

ロシアンブルーの一般的な性格

  • 穏やか
  • 無駄に鳴かない
  • 警戒心が強く臆病(人見知りする)
  • プライドが高い(神経質)
  • 飼い主には従順
  • 運動が好き
  • 頭が良くしつけが楽

 

ロシアンブルーは穏やかで飼い主に対してはとても従順な子が多いです。無駄に鳴くことが少ないので(お腹が減った時は無いたりします)マンションやアパートでも比較的飼いやすい種類と言えます。但し、発情期は鳴くことがあるのでマンションやアパートで飼う場合は避妊・去勢手術を行った方が良いでしょう。

 

頭が良いのでトイレなどのしつけも楽だと言えます。基本的には穏やかな性格をしています。ただ、既に書きましたが他の猫種と比べると警戒心が強いので新たに家に迎えたばかりの時は飼い主であっても慣れるまでは警戒しますし、距離を置かれてしまうでしょう。ただ、ブリーダーの努力によってロシアンブルーのこの性格はマシになってきているとも言われています。

 

ロシアンブルーは見た目の通り女王様気質な子が多く、執拗に構われることを嫌いますが自分から甘えることを好みます。小さな子に執拗に追いかけまわされたりするのは苦手なので、子供もいる環境の場合はある程度の年齢になりロシアンブルーが甘えてきた時だけ可愛がってあげられるように教えておくのが良いでしょう。

 

ロシアンブルーのオス・メスでの性格の違い

オス・メスでの違いはロシアンブルーだからといって特別に変わる訳ではなく、一般的な猫と同じようです。オスの方がやんちゃで甘えん坊な子が多く、メスは子育てをすることもあり自立心が強くツンデレ(普段はそっとしておいて欲しくて、自分が甘えたい時だけ甘えてくる)タイプの子が多いようです。

 

基本的には「2 ロシアンブルーの一般的な性格」でまとめた性格に似てきます。ただ、オス・メスの違いだけでも上記のような差が出ます。これだけではなく、兄弟の有無・兄弟といつまで一緒に育ったのかなど、生活環境によってその子の性格は大きく変わります。

 

その為、一般的に言われているようなロシアンブルーの性格とはかけ離れた子も中にはいます。よく、ロシアンブルーはメスの方が性格がきついと言われますがこれは上記で挙げたように自立心が強く、オスのように甘え上手では無い為に言われてしまうのだと考えられます。

 

メスも本当は飼い主に遊んで貰うのが好きなんですが、プライドが高くやや意地っ張りな部分があるのでそれを上手く表現できないのです。そう考えると凶暴・メスは正確がキツイと言われるロシアンブルーが急に愛おしく思えてきませんか?ロシアンブルーと暮らすなら上記のような女王様気質に振り回されてあげて下さい。

 

ロシアンブルーの子猫の性格は?

 

特別ロシアンブルーの子猫だからといって他の純血種と大きく変わる訳ではありません。もちろんベースとして「2 ロシアンブルーの一般的な性格」のような部分はあるんですが、子猫の内は元気に遊びますしおもちゃにじゃれたりするのも大好きです。子猫の内は好奇心も旺盛です。

 

ロシアンブルーは一般的な猫と同じくらいの大きさの種類なので1歳でほぼ成猫の状態になります。ロシアンブルーとしての性格が強く出てくる(成熟してくる)のは1,5~2歳頃になるかもしれません。これに関しては個体差もあるので子猫の頃から他の子猫と比べると大人しい子もいるでしょう。

 

一般的には無駄に鳴くことが少ないと言われるロシアンブルーですが、子猫の内は割と小さな声ですが良く鳴きます。これも成猫になるにつれ減っていきます。運動量も多い種類なのでおもちゃを使ってしっかりと遊ばせてあげてよく食べる・寝る・遊ぶといった環境で育ててあげて下さい。

 

ロシアンブルーの特徴

ここからはロシアンブルーの特徴についてまとめました。他には載っていないようなマイナーネタもまとめたので参考にしてみて下さい。

 

美しい被毛

ショートヘアーでありながらダブルコートで柔らかく美しいブルーの被毛はシャルトリューやコラットと合わせて「ブルー御三家」とも呼ばれています。オーストラリアのブリーダーが黒一色や白一色のロシアンブルーを交配しましたが、アメリカではロシアンブルーとしては認定されていません。

 

短毛種ではありますがダブルコートなので抜け毛はやや多く感じるかもしれません。短毛の犬よりは少ないかな?といった感じです。ただ、 ロシアンブルーは猫の中では抜け毛が少ない方 と言われています。毛球症を予防する為にも1日1回はブラッシングをして抜け毛をケアしてあげましょう。

 

目の色

ロシアンブルーの目は「グリーン」のみ認められています。ただ、子猫の内は目はブルーです。キャットショーでも子猫の目は評価の対象外となっています。また、グリーンは中心になるにつれて濃くなり、目の外側になるにつれて黄色っぽいグラデーションをしています。

 

子猫の内はブルーだったのが一度ゴールドを経由してグリーンになるケースもあり、完全に目の色がグリーンに落ち着くのに2歳頃までかかる子もいます。もちろん個体差はありますが、目の色がきちんとグリーンになったところで、ロシアンブルーとして完全に成熟したと考えて良いかもしれませんね。

 

体重・体格

中にはあまり大きくならずに成熟を迎える子もいますが、平均的には体重は3~5㎏、体長は30~40cm程度になります。「フォーリンタイプ」と呼ばる体系で、手足の骨が細長く、胴体もほっそりとした印象を受けますが、細目の骨の上にしっかりと筋肉がついた細マッチョタイプの体をしています。

 

一般的な猫が3.5~4.5㎏と言われているので、オスは一般的な猫と同等に育ちますが、メスの場合はやや小柄になることもあります。ただ、骨格や体格によってはメスでも4㎏後半になる子もいます。この場合も一概に肥満とは言えず、体長的にはベストな体重の場合もあります。

 

基本的に体重だけで判断するのではなく、BCS(ボディ・コンディション・スコア)と呼ばれる体系をチェックする肥満チェック方法を取り入れて判断してあげる方が良いでしょう。自分では判断が付かないのであれば動物病院で健康診断を受けて、体系をおチェックしてもらいましょう。

 

ロシアンブルーの寿命

ロシアンブルーの平均寿命は10~13歳と言われています。一般的な雑種の平均寿命は約15歳と言われているのでロシアンブルーはやや短命と言えるかもしれません。ただ、純血種の中では特定の遺伝疾患などの少なく丈夫な猫です。ネット上では19歳まで生きたロシアンブルーもいるのであくまで参考程度にとらえておけば良いでしょう。

 

ロシアンブルーの顔の特徴

 

「ロシアンスマイル」とも呼ばれ、ロシアンブルーが人気の理由の一つでもあります。口角がやや上がっているので口だけを見るとにっこりとほほ笑んでいるように見えます。やや下側から見上げるような感じで見ると「ロシアンスマイル」がより際立って見えます。

 

遺伝的な好発疾患

ロシアンブルーが遺伝的に好発する病気としては「糖尿病」が挙げられます。雑種と比べると2.5倍も好発するといってデータがありました。(詳しくは「ロシアンブルーの病気」を参考にして下さい)糖尿病とは違い、データや文献は見つからなかったんですが、「腎不全」は糖尿病を元に発症することがあるので「腎不全」も気を付けた方が良い病気と言えるかもしれません。

 

ロシアンブルーはロシアで自然発生した種類でもあり、特定の純血種のように遺伝が関係するような特定疾患が少ない種類です。その為、病気も少なく猫を初めて飼う人でも飼いやすい種類と言えます。ただ、上記しましたが糖尿病を好発するので肥満には気を付けて、おやつや人間の食べ物は絶対にあげないようにしましょう。

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