ハカセー、スコって僕みたいな雑種と比べて性格とかに違いがあるのかにゃ?
「遊んでもらうのは好きなんだけど、疲れてきたり激しい動きになってくると休みたがる」みたいな。
オス・メスの違いや折れ耳・立ち耳の違いなんかもまとめたので参考にしてみて下さいね。
目次
スコティッシュフォールドの一般的な性格
- 優しく温厚
- 甘えん坊
- マイペース(おっとりした性格)
- 人懐こい(人見知りが少ない)
- 遊んでもらうのは好きだが激しい運動をしたがらない
- 大人になっても遊びたがる
- 鳴き声は小さい方
一般的にスコティッシュフォールドの性格としてよく紹介される内容は上記になります。遊んでもらうこと自体は好きなんですが激しい運動が苦手なので、あまり走らせたりジャンプさせたりといった激しい内容になってくると釣れない態度を取られてしまうかもしれません。
優しくて温厚な性格で人見知りも少なく甘えん坊な子が多いです。鳴き声も小さい方なのでマンションなど賃貸住宅でも隣人への迷惑は少ない種類と言えます。犬のような性格で人が大好きなので初めての人に対してもあまり躊躇せず近寄っていき仲良くなれます。
割と頭が良いのでいたずらや意地悪をする子共のことを覚えていて、あまり近寄らなくなってしまうこともあります。もともと偏食(好き嫌い)が激しい訳ではありませんが、頭が良いので「食べない→新しいフードに変える」を繰り返すと「食べなければ別のフードを出してくれる」と思い込み偏食が激しくなるので注意しましょう。
スコティッシュフォールドのオス・メスでの性格の違い
一般的な猫の場合はオスの方がやんちゃな子が多いんですが、もともとマイペースな性格な子が多いのでオスでも元気すぎて困るということは少ないようです。もう少しオスとメスでの性格の違いを詳しくまとめましょう。
オスの方がストレートに甘えてくる
オスの方が感情表現がストレートで、オスの方が「お腹が空いた」・「遊んで欲しい」など鳴きながら体を擦りつけてくることが多いようです。ただ、去勢によって性格が変わったと感じる飼い主は一定数いるようです。
「【これで安心】猫の避妊・去勢手術の費用やメリット・デメリット」にも一通りまとめてありますが、さらに詳しいメリット・デメリットについては獣医に相談し、納得した上で手術を行うと良いでしょう。
メスは適度な距離感を持っている子が多い
メスの場合、オスと比べるとクールな性格の子が多いです。オスが飼い主に甘えてるのを遠くから冷めた表情で見ているということも珍しくないようです。ただ、感情表現が苦手なだけで素直に甘えられない子が多いみたいです。
メスは子育てをしなければいけないので自立心が強いので甘えてくることが少ないようですね。ただ、オスと比べると避妊手術で性格が変わったように感じる飼い主は少ないようです。こちらもメリット・デメリットがあるので説明を聞いて納得した上で行いましょう。
スコティッシュフォールドの立ち耳の性格は凶暴?
スコティッシュフォールドが立ち耳だからといって極端に性格が凶暴になることはありません。耳が立っているか・折れているかは遺伝によって決まります。遺伝は性格を決める一つの要素ではあるんですが、耳が立っているからといって一般的なスコティッシュフォールドと真逆の性格になることはありません。
むしろ立ち耳・折れ耳による性格差よりは迎えた時期やその後の住環境の方が性格を大きく左右する要因になります。見た目的に折れ耳の方が高い傾向にありますが、体質や環境によっては成長過程で耳が立ってしまう子もいます。
立ち耳の方が遺伝的には病気になり難いので、性格は気にせずに見た目や金額など判断して良いです。あまりに安く売られている場合、既に先天的な疾患を抱えている場合もあるので納得できるまで質問してから購入するようにしましょう。
スコティッシュフォールドは長毛・短毛で性格が違う?
スコティッシュフォールドは短毛の方が多いんですが、長毛の子もいてキャットショーでも認められています。これはスコティッシュフォールドの血統の中に長毛の遺伝子が含まれている為です。耳折れ自体希少なんですが、長毛+耳折れは非常に珍しい種類です。
あまりに数が少ないのではっきりとは言えませんが、短毛と長毛を比べて極端に性格が変わることは無いでしょう。あえて言うなら一般的な猫の場合「長毛の方がおだやか」で「短毛は好奇心旺盛」と言われています。
ただ、これに関してはきちんとしたデータがある訳ではありませんし、個体差もあるので噂程度にとらえておいた方が良いでしょう。飼い易さで言えば短毛の方がお手入れが断然楽です。長毛だと最低でも1日1回、理想は朝晩の2回はブラッシングが必要になってきます。
スコティッシュフォールドの特徴
ここではスコティッシュフォールドの特徴をまとめました。以外と知られていない特徴についてもまとめてあるのでスコ好きの方・これからスコを迎える予定の方は参考にしてみて下さい。
折れた耳
最大の特徴でもありますがスコティッシュフォールドの耳はシングル・ダブル・トリプルと耳の折れ具合によって3段階あります。体長や生活環境によっては耳が立ってしまう子もいます。折れ耳は全体の3割程度で7割は立ち耳の子です。
シングルフォールドの子は軽く耳が曲がっている程度で通気性も確保できますが、ダブルフォールド・トリプルフォールドの子は折れ具合が強いので通気性が悪く他の種類と比べて定期的な耳の手入れが必要となります。
一部では病気になり難いとも紹介されていますが、間違った情報です。確かに異物(虫など)の混入は折れ具合によっては少なくなりますが、折れ具合に比例して耳の中が蒸れ易くなり外耳炎・中耳炎などを起こしやすいという考え方が一般的です。
体格(セミコビー)
コビーよりも手足・胴・尻尾が少し長く、がっしりとした体形ですが手足が長くなった分、横から見た時に重心が下がっていない印象を持っています。顔も大きく運動能力の高いタイプですが、スコティッシュフォールドに関しては激しい運動を嫌います。
体重
2.5~6㎏くらいが平均となっています。成猫になるとオスの方がやや大きく3~6㎏、メスが2.5~5㎏程度になることが多いです。
スコ座り
画像のように後ろ足を前に出してまるでおじさんが自宅で野球観戦をするような格好で座る姿勢を言います。もちろんスコティッシュフォールド以外の猫でも同じような座り方をする子はいますが、スコに多く見られる為、「スコ座り」と呼ばれています。
但し、これに関してはきちんとしたデータがある訳ではないので、推測の域を出ませんが遺伝的な関節疾患から一般的な猫の座り方よりもスコ座りの方が痛みが少ない為とも言われています。
激しい運動が嫌い
セミコビータイプでがっしりとした体格を持っているので身体能力自体は低くはないんですが、おっとりした性格の子が多く、激しい運動を嫌う子が多いです。一緒に遊んでいる中でエスカレートしていくと急にそれまでの遊びに興味を無くすことがありますが、これはスコの性格も関係しているのであまり激しくならないように遊んであげましょう。
広くて大きな目
スコティッシュフォールドは広くて大きく開いた目の間を少し幅広な鼻筋が通っています。顔も大きいんですが耳が折れていることもありより目が大きく見えます。
骨の病気にかかり易い・先天的にかかっている場合が多い
スコティッシュフォールドは遺伝的に骨に関する病気にかかり易いことが分かっています。犬と違い猫の場合、あまり痛がる仕草(足を引きずるなど)を見せません。その為、異変に気付いて病院に行った頃には症状が進行しているケースが珍しくありません。
「スコ座り」もそうですが、一般的な猫ではあまり見られない仕草でありどこかに痛みを感じている可能性が十分に考えられます。得に耳折れの子スコは遺伝的に手首・足首の慢性的な炎症や変形を抱えている子が多く、早い子では生後6ヵ月頃から発症すると言われています。
スコティッシュフォールドが全体的に激しい運動を嫌うのにはもしかしたら手首・足首の痛みも関係しているのかもしれません。年齢に関わらず次のような仕草を見かけた際は獣医に相談し、骨や関節に異常が無いか診てもらうことをおすすめします。
カワイイー!!