【成猫・月齢・標準】スコティッシュフォールドの体重徹底ガイド

奈津子さん。
スコティッシュフォールドの平均体重ってどれくらいか知っていますか？

スコって体の大きさは普通だから3～5㎏くらいじゃないですか！？

加奈子ちゃん、にしては珍しくいいとこいってるにゃ！
月齢毎・性別・「折れ耳か立耳か」で平均体重をまとめたにゃ～！

スコティッシュフォールドの平均体重の推移【月齢別】

スコティッシュフォールドの月齢毎の平均体重は上記のようなイメージになります。ただ、※猫の純血種には犬のように「適正体重」や「標準(スタンダード)体重」みたいなものはありません。骨格や体の大きさによってベストな体重が変わってくる為です。

その為、スコティッシュフォールドの場合、生後８か月頃までは体重や体形を気にする必要はありません。生後８か月までは最も体の成長が進む時期で、同時に最も多くの栄養素を必要とします。その為、少量でも十分な栄養を取れるように「キトン(子猫用)」のフードをあげると良いでしょう。

生後８か月を過ぎた辺りから、少しずつ体系を気にしていきましょう。「3 太りすぎ・痩せすぎをチェックする方法」を参考に体重ではなく体系を意識したカロリーコントロールを始めましょう。(徹底したい人は8ヵ月から、あまり気にしない人は１歳になってからでも十分です)

※CFAなど猫の品種登録を行っている団体ではキャットショーを行っており、ショーの中では適正体重が決まっている種類もいます。ただCFA・TICAが示すスコティッシュフォールドの基準の中には体重の項目はありません。

上記についてもあくまで平均体重なので上記の範囲に収まらないからといって不安になる必要はありません。例えば、純血種としては認められていませんが「スコマンチ」は「耳折れ＋短足」といった特徴を持っている為、足が短い分体重も軽くなります。

更に言えばマンチカンの足の短さには３段階あるので当然体重も変わってきます。この辺は親からの血統で体格(手足・胴・尻尾の長さ)が変わるので体重はあくまで一つの指標として考え、体系を元に考える必要があります。

一般的にはオスの方が大きくなりがちですが、「2.5㎏のオスだっていますし、6㎏のメスだっている」しかも体格をみても決して太りすぎていることがない、なんてことも十分にある訳です。当サイトも含めて、純血のスコティッシュフォールドは先天疾患が多いとして紹介しています。

なのでついつい心配になってしまう気持ちも分かりますが、体重に関してはそれほど気にする必要はないんです。それよりも次項で紹介している体系(BCS)を気にしてあげて下さい。

スコティッシュフォールドの３割が「耳折れ」の特徴を持っていると言われていますが、「立耳と折れ耳」では体重の差はありません。耳の軟骨が成長しないので折れ耳になるので「耳の軟骨分は軽い」と言えますが、正直うんち１回分の方が重いです。

きちんとした統計データがある訳ではないんですが、「立耳と折れ耳」による体重の差は無いと考えて良いでしょう。それよりもその後の生活環境の方がよほど体重を大きく左右します。(例えば、人間の食べ物をおやつにして、ご飯もしっかり食べる子とおやつ抜きでご飯だけの子など)

出典：日本ヒルズコルゲート株式会社

上記はサイエンスダイエットを製造・販売する日本ヒルズコルゲート社が提供しているBSC(ボディ・コンディション・スコア)です。上記以外にもロイヤルカナンなどもBCSを出しています。BCSを元にすれば体重ではなく体格を元に肥満か痩せているかの判断をすることができます。

もしBCSを元に体格をチェックした上で太りすぎかも？(BCS4～5)と思ったら「猫のダイエット向けキャットフード」を参考にしてみて下さい。スコティッシュフォールドは「遊びは好きですが激しい遊びを嫌う」子が多い為、遊びや運動でダイエットをするのは難しいです。

もちろん、キャットフードを変えただけでは難しく量の調整をしカロリーコントロールも必要となってきますが、猫のダイエットには「高たんぱく・高脂質・グレインフリー」がおすすめです。その理由についてもリンク先でまとめてあるのでぜひ参考にしてみて下さい。