猫の妊娠期間や見分け方、妊娠中の兆候から出産までの流れ

キャットフード博士
ここでは猫の妊娠期間や見分け方、妊娠中の兆候やいつから妊娠できるのか?次に妊娠できるまでの周期など、猫の妊娠に関する内容を全てまとめました。
出産については「猫の出産」を参考にして下さい。
加奈子
猫は早い子だと生後5カ月から妊娠できるのね、つまりこの頃から避妊も考えなきゃいけなくなるわね。
小太郎
僕たちは自然の中では年に2~3回出産するにゃ。
どんどん増えちゃうから完全室内飼いか、放し飼いの場合は必ず避妊・去勢手術をして欲しいにゃ。

 

猫が妊娠する期間や時期はいつ頃?

  • 発情を迎えたタイミングのメス猫(早ければ生後5ヵ月)
  • 妊娠期間は60~68日(63~65日に集中する)
  • 妊娠時期(発情期)は「1~4月」と「8~10月」

 

当サイトで調べた結果、 猫の妊娠時期(発情期)は「1~4月」と「6~8月」に集中 していることが分かりました。ただ、日照時間や初めて発情を迎えたタイミングによって年に3回発情する子もいるようです。オスは発情したメスにつられて発情するので近くに発情したメスがいれば年中発情することができます。

 

そして妊娠期間は60~68日なので、出産のピークは「3~6月」と「8~10月」と考えて良いでしょう。発情の時期がずれるメスもいるので、例外はありますがだいたいは上記のパターンに当てはまると考えて良いでしょう。

 

猫が妊娠しているかどうかの見分け方

  • 20~40日以降にエコー検査
  • 45日以上で妊娠確定

 

 確実なのは交尾から40日以降のエコー検査 です。この頃になれば子猫の数や逆子かどうかも判断が可能です。妊娠初期の乳房の変化や乳が出るといった兆候は「偽妊娠」と呼ばれる現象である可能性も考えられます。ただこれは45日以上続くことは無いので交尾から45日以上続くようであれば妊娠していると見て良いでしょう。

 

45日以上に渡って次項で紹介する兆候や特徴がみられる場合、妊娠は確定と考えて良いんですがまだ流産や早産の可能性もあります。流産は子猫の一部または全ての子猫がお腹の中で死んでしまうことを言い、早産は妊娠60日より前に生まれてしまうことを言います。

 

猫の妊娠中・初期の兆候や症状・胎動のタイミングなど

  • 妊娠20日前後:乳頭がピンク色になって少しずつ膨らんでくる。1週間程度食欲が落ちる時期がある
  • 妊娠30日前後:腹部・乳房が膨らんでいるのがわかる
  • 妊娠40日前後:食欲・体重が増えて運動量が減る。
  • 妊娠45日前後:攻撃的になる
  • 妊娠50日前後:お腹の子が動く(胎動)ようになる
  • 妊娠60日前後:早いと生まれるが多いのは63~65日の間、遅いと68日頃になる。

 

出産直前になると警戒心が強くなり攻撃的になったり、乳房や陰部を舐める・無駄に鳴きながらウロウロする・床を掘る仕草・トイレでの排便姿勢などを行います。「無駄に鳴きながらウロウロ」する場合、どこか巣に適した場所が無いか探している状態です。

 

また、妊娠60日前後になってくると早い子では出産の準備をしなければいけません。出産直前の兆候や行動などについては「猫の出産」を参考にして下さい。リンク先で巣の作り方もまとめているので巣を探すような仕草をしている場合はリンク先を参考に巣作りをしてあげて下さい。

 

妊娠した猫のお腹ってどれくらいの大きさになるの?

これは妊娠して何日目かにもよりますし、何匹兄弟なのかにもよってお腹の大きさは異なります。「グーグルの画像検索」を使えばいくつか妊娠中のメス猫のお腹の画像が見られますが、それぞれお腹の大きさが違うのが分かると思います。乳首に変化が見え始めた段階はまだ初期段階です。

 

次項で時系列順に並べていますが、お腹が膨らんでくるのは妊娠30日以降なので焦らず経過を見守ってあげましょう。ただ、「偽妊娠(想像妊娠のようなもの)」の可能性もあり最大45日間はまるで妊娠しているメス猫と同じようにお腹が膨らんだり攻撃的になる・母乳が出るなどの症状が現れます。

 

猫が妊娠するのはいつから?年齢的には何歳から?

年齢はその子によってばらばらです。早い子では生後5ヵ月、遅ければ生後12ヵ月から発情期に入ります。短毛と比べると長毛種の方が発情が早いと言われています。また、5か月で発情する子はその時点で2.5㎏以上に成長しているケースが多いようです。但し、出産には体重が2.8㎏以上無ければ耐えられないとも言われています。

 

でも体重と同じで、胴長で細身の子の2.8㎏と、胴が短い子の2.8㎏では意味違ってきます。ただ、この辺は獣医によって言うことが違って、上記の他にも「体重3㎏以上」や「6か月を超えてから」というケースなど様々です。オスの場合、ある程度の大きさになった時に近くに発情中のメスがいると発情して交尾ができるようになります。

 

なのでオス猫の場合は、体の大きさとは別で近くに発情中のメス猫が必要になってきます。逆にオスとメスをつがいで飼っている場合、早ければ生後4~5ヵ月から妊娠してしまう可能性があるので、どちらかだけでも早めの手術が必要です。

 

猫が妊娠する周期ってどれくらいなの?

猫が産後に発情が回帰するのには個体差もありますが1~4ヵ月と言われています。なので自然環境下であれば年に2~3回のペースで出産します。また、珍しい例としては妊娠中の交尾によって「父親が違う子猫を妊娠する(異期複妊娠)」こともあります。

 

その為、個体差でかなり差が出るところではありますが基本的には出産後に発情がくればそのメス猫は妊娠可能で、たまたま発情が回帰するのに4か月かかる子でも翌年には妊娠が可能と言えます。

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